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歴女が教える!キュンとする恋愛マンガから日本史を学ぼう!

皆さんこんにちは。今回は、実際に私が当時、苦手な時代を覚えるときにとっても役に立った日本史の本について紹介したいと思います。今回の本のテーマはずばり!!
キュンキュンする恋愛マンガ!!
お勉強のはずがなぜかキュンときちゃう恋物語・・・それを読んでいるうちに気付けば歴史マスター!?それでは今回も楽しく歴史を学んでいきましょう!!

後宮 作:海野つなみ(講談社)

今回ご紹介するのは、鎌倉時代の終わり~南北朝時代、ここから戦国時代に入るか・・・の過渡期を生きた、恋に生きる女性の物語です。
このあたりの時代って、将軍や天皇がコロコロ変わって、正直ついていけないんですよね。でもこの本を読んだら私の中でかなり整理ができたので、是非手に取っていただきたいと思います!!

おススメ理由その1:絶妙にわかりやすいテンポ

このお話は、本当に鎌倉後期~南北朝時代を生きた「二条」という女官(侍女)が書いたものです。自分の恋多き人生を振り返った日記のような形式としてかかれています。原作は「とはずがたり」という実際にある書物。こちらをよりわかりやすく現代風にアレンジしたものになります。

そのため、主人公の二条から見た政治、天皇の周りから見た幕府などがきめ細やかに書かれているんです。教科書に書いてある事実をある意味裏側、女性目線から見たようなストーリーになっています。

この作者の海野さんは、その二条が書いた原作の描写の細かさをより鮮明に描いています。ただの歴史ストーリーだけで終わらせることは全くなく、ボケとツッコミのギャグを間に入れて休憩させてくれたり、今風の話し方にしてくれていたり・・・。
ただ現代語訳している書物よりもよりマンガ色が強く、飽きずに読み切ることができます。

巻数も5巻で完結なので、スピード感もちょうどよく、読み切ると充実感と感動と切なさでいっぱいになる、そんなオイシイマンガなのです!

おススメ理由その2:間でちょこちょこ説明してくれるやさしさ

この「後宮」では、出てきた登場人物の下に必ず役職や名前をきちんと紹介しているだけでなく、間でちょこっとコラムのように家系図を書いて紹介してくれたり、歴史的に大きな出来事を「このころ●●がありました」ときちんと時系列で紹介してくれます。

しかも、ただの説明だけでなく、キレイな絵もつけてくれているので、歴史的な事件も一緒に学ぶことができます。

このころは関東⇒京都に政治がうつる頃。主人公は京都の天皇家に仕えているため、かなり事件に巻き込まれながらたくさんの恋愛をしていくことになります。まさに恋愛ドラマの中に潜む歴史。・・・というより嫌でも歴史的な事件を学びながら物語が進んでいくのです。

読み終わる頃には、ひとりの女性が生きた歴史だけでなく、その頃の日本を知ることができるはず。ぜひ読んでみてください。

もう少し読み込んでみたくなった方は

先ほどご紹介した「後宮」で恋愛から歴史に興味を持った方は、こちらもおすすめです。
うた恋い。和歌撰 恋いのうた。
著:渡部泰明 画:杉田圭
こちら、杉田圭さんという漫画家が発売していた「うた恋い。」シリーズ番外編になります。こちらは「和歌」を中心にした恋物語の本になっています。先ほどの「後宮」で恋愛マンガを読みながら歴史を楽しめた方にぜひおすすめします。

おススメ理由その1:飛鳥時代~の幅広い恋愛を紹介!!

先ほどの「後宮」では、歴史のある一部分を詳しく切り取ったような恋愛マンガでしたが、こちらは古くは飛鳥時代からの恋愛模様がその当時の和歌(ラブレター)と一緒に細やかに紹介されています。
杉田さんの描く美しい絵巻物のような少女漫画のイラストに、昔の人が感じた自然や衣装、ちょっとした日常の美しさをそのまま感じ取った、その時代ごとの恋愛模様が描かれています。

実は、恋愛ってその時代ごとにこういうのがおしゃれだよね、というものがあります。アプローチにも流行りがあるのです。確かに平成の最初はポケベルでしたけど、今ではLINEなんてことを考えても違いますから当然ですよね(笑)

もちろん歴史書としても大活躍。当時の恋愛で気になるものがあれば、紹介する和歌のページの脚注に時代や作者が簡単に紹介されています。
もっとこの人について知りたい!となると調べることもできますし、また、コラムに当時の人々の仕事や風習の説明もしっかり書かれています。

ちなみに、この本の最後にでてくる恋愛ストーリーの主人公は、「後深草院二条」。そう、さきほど登場した「後宮」の主人公、「二条」も和歌の作品として登場します。
「後宮」を読んだ方は、いろいろな解釈で「二条」を楽しむことができるオマケつきですよ。

おススメ理由その2:CD付きで耳からも学べる!

実はこちらの本、CDがついているんです。しかも、人気声優の中井和哉さんと桑島法子さんが恋の歌を詠みあげてくれます。もちろん声優さんですしとってもいい声・・・思わず私もうっとりしてしまいました。
目だけではなく、耳からも自然と体にしみこませることができるので、また別方向からも楽しむことができます。

また、声優さんが好き、アニメが好き、と言う方でも日本史や和歌を知るスタート地点にはもってこいです。

マンガの部分は読んでも文章の部分は・・・となる方も多いと思いますが、このCDを聞けば、この和歌についてもっと詳しく知りたい!この時の恋愛の流行って?この和歌を作った人は誰?何時代??などと興味が自然と湧いてきます。

是非一度聞いてみてください。耳から学びながら幸せになれます

今回のまとめ


いかがだったでしょうか。今回はキュンキュンする恋愛をベースにした書籍を2冊ご紹介しました。普段は読みにくい古典や日本史をマンガにして、現代の人でも親しみやすい恋愛本のようにアレンジしたものも数多く発売されています。

好きな漫画家さんのイラストや、好きな解釈が見つかると、「これこれ!!」となって楽しいですし、また、「こういった解釈もあったのか!なるほど!!」という発見にもつながります。
昔の人から恋愛を学び、そして気付けば恋愛マスターになっていると向かうところ敵なし・・・かも!?
それではこれで今回は終了です!ありがとうございました。

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