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歴史初心者向け!古典も日本史も楽しめちゃうおススメの本は?

皆さんこんにちは。今回は、私が実際に読んでこれは面白かった!と思う日本史関連の本を紹介します。日本史が好きな人でも楽しめる内容となっていますが、今回は特に、日本史を勉強し始めた方、またはこれから頑張ろうと思っている方におススメしたい本となっています。それでは紹介していきます。

大摑源氏物語まろ、ん? 作:小泉吉宏(幻冬舎)

今回ご紹介するのは、なんと源氏物語です。え、日本史なのに源氏物語??源氏物語って古典で少し習ったけど、登場人物多かったし文章が難しくて断念した・・・。そう思った方もいらっしゃると思います。
しかし、今回はそのイメージをキレイに覆したいと思います。実際に私もこの本を読んで、日本史も古典も親しみやすくなりました。

おススメ理由その1:光源氏=栗!??

まず、源氏物語の主人公は、「光源氏」というスーパーイケメンな天皇の次男なのですが、まさかのこの本ではその「光源氏」の顔が栗でできています。
さっきの表紙の栗、「光源氏」の顔だったんです!!
だからタイトルもまろ、とマロン、をかけているのですね(笑)

私は最初このぶっ飛び設定に惹かれてこの本を手に取りました。主人公が栗になっただけで、かなり難しそうな内容の源氏物語が丸く柔らかい印象に大変身してしまったのです。これは作者の作戦勝ちな気がします。まんまとやられた・・・。

しかも扉絵を見ると、なぜか他の貴公子もどんぐりみたいな人やソラマメに近い人がいます。女性は普通なのに、イケメンがなぜか全部おいしそうに見える。世界観が本当に不思議ですが、そこがこの本の魅力です!!

おススメ理由その2:オールカラーで字が少ない!

本が苦手だったり勉強が苦手な人あるあるなのが、字が細かかったり、絵が少なかったりととっつきにくいという部分があるのではないでしょうか。
この本ではそんなことは一切ありません!!

むしろ余白だらけのページすらあるんです!!
しかも、文章の間にあの表紙のような丸くて可愛らしい挿絵を入れることで、難しい言葉の意味もふんわりとした雰囲気のまま解決してくれているのです。よくある脚注などの細かい文字ではないので内容が頭にストンと入ってきやすいですよね。百聞は一見に如かず、を本にしてくれた気がして学びやすさを感じました。

これだとどんどんサクサクと先に進めるので、気付けば読み終わっていた!と同時に意外と手ごたえもありますよ。

実はこの本、当時私は学生でお金もなかったため、古本屋さんで見かけて買いました。発売は2002年なのですが、私が持っているものは2008年、なんと第23刷!!これは大増刷です。それだけ読みやすくみんなが手に取ったということでしょう。

現在もAmazonで発売が確認できましたので、気になる方はぜひ読んでみてください。これ1冊で源氏物語や平安文化、古典まで一気におさらいとお勉強できます。そしてマンガで笑えます。

余談ですが作者の小泉さんが参考に訪れた「風俗博物館」「宇治市源氏物語ミュージアム」は私も実際に足を運んでおり、この本を読んでから行ってみるとより分かりやすく楽しめました。両方京都にありますので、旅行の際にはぜひ足を運んでみては?

もう少し読み込んでみたくなった方は

先ほどご紹介した「まろ、ん?」で源氏物語や古典に興味を持った方は、こちらもおすすめです。
マンガでわかる源氏物語
著:砂崎良 監修:上原作和 マンガ:亀小屋サト・サイドランチ(池田書店)

こちら、「マンガでわかる~」はシリーズになっており、我が家には百人一首や古事記もあります。このシリーズはちょっと興味を持った方が少しだけ背伸びして読めるシリーズです。少しだけなので、「まろ、ん?」でかじった方はさらなる面白さを感じると思いますよ。

おススメ理由その1:1つの章に必ず1つマンガあり!

源氏物語って壮大なストーリーで、全部で54帖(54章)あるんです。しかしながら、この本ではそれを1ページ~2ページの簡潔でキレイなマンガにまとめ、そこからもっと知りたい人や日本史に役立つ知識を文章やコラムで補ってくれます。

しかもこのマンガ、結構少女マンガ好きにはたまらない作画になっていて、みんなイケメンと美女になっています。
さっき栗だった人も今度はきちんと人間ですよ(笑)

気になる内容ですが、光源氏は爽やかイケメン、女性もみんなかわいいし美人!!
表紙のイラストのように中身のマンガも今風になっているのでとても入り込みやすいですね!!

おススメ理由その2:文化史がまとめてある!!

日本史を学ぶ上で避けて通れないのが文化史。結構めんどくさいと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、文化史を学んでおくと、その時に起きた事件や歴史的背景を学ぶことができて、より深く学ぶきっかけになるんです。

この「マンガで~」シリーズのどの内容にも言えることですが、ストーリーの合間にコラムページがあり、その直前にあったマンガの中で出てきたキーワードや風習等をまとめて紹介したり、当時の人々の暮らしなどに密着しているんです。

直前にマンガという目で学ぶ行動をとってから、文章でさらに深く掘り下げられるので、「え、今の何???」という疑問をすぐに解決してくれる仕組みになっています。
正直、コラムや脚注に豆知識や図をふんだんに入れているので、辞書や教科書がなくてもある程度の勉強ができるくらいにしっかり作りこまれています。

それもそのはず。実はこの「マンガで~」シリーズはその道のプロの方が監修しているんです!今回の源氏物語は、参考文献に瀬戸内寂聴さんの現代語訳などたくさんの有名な方の書籍を使っていて、監修されている上原教授も大学で物語や歴史を研究されているプロ中のプロの方なのです。
先ほどの「まろ、ん?」も参考にしながら読み込むと、より深い物語や歴史的背景を勉強できるので、気付けば平安時代マスターになっているかもしれません!!

今回のまとめ


いかがだったでしょうか。今回は初心者向けの書籍を2冊ご紹介しました。今回は源氏物語を中心にご紹介しましたが、このように初心者でもスタートしやすい書籍は、歴女ブームに合わせてたくさん発売されています
これを機会に本屋さん巡り、してみては・・・?きっと新しい出会いがあるはず!!
それではこれで今回は終了です!ありがとうございました。

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