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【アオサがコロナウイルスに効果あり】の噂はデマ!?真相を調査!

皆さまこんにちは。今Twitterでかなりトレンドになっている新型コロナウイルス(COVID-19)に効果のあると言われている食材、ご存じですか?
『アオサ(あおさのり)』です。よくお寿司屋さんとかでお味噌汁に入っている、ちぢれ気味のあの海藻です。
美味しいですよね。

確かに海藻って体に良いイメージはありますけど、今回の新型コロナウイルスに効果はあるのでしょうか?
今回は、『アオサが新型コロナウイルスに効果あり、の噂はデマ!?真相を調査!』と題しまして、私も疑問に思ったので、調べてみました!!

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TwitterやFacebookで流れている噂

まずは実際の噂がこちら。


なるほど、中部大学の研究チームがコロナウイルスの増殖抑制効果を見つけました!などという見出しですね。
折角ですから記事の中身を見てみましょう。

 海藻のアオサにヒトコロナウイルスの抗体を増やす効果があることが、中部大学生命健康科学部の河原敏男教授、中部大学大学院工学研究科の林京子客員教授、化学薬品メーカー・江南化工、海藻の健康効果を研究するラムナン研究所の共同研究で分かった。研究グループは新型肺炎を引き起こしている新型コロナウイルスに効果があると期待している。

中部大学によると、ウイルスは遺伝子としてDNA(デオキシリボ核酸)かRNA(リボ核酸)のいずれかを持ち、生きた細胞に寄生して増殖する。表面をエンベロープと呼ばれるたん白質や脂肪の膜で覆ったタイプと覆わないタイプに分けられるが、ヒトコロナウイルスや新型コロナウイルス、A型インフルエンザウイルスなどはエンベロープとRNAを持つことで共通する。

ヒトコロナウイルスの感染実験に使用できる動物がいないことから、研究グループはエンベロープとRNAを持つA型インフルエンザウイルスをマウスに感染させ、アオサに含まれるラムナン硫酸の効果を調べた。その結果、3日後にウイルス量が半減し、抗体量が何も与えないマウスに比べて7日で約1.5倍、14日で約2.3倍になったことが分かった。

研究グループはウイルスのエンベロープ中のたん白質が生細胞に付着しようとするのをラムナン硫酸が阻害し、免疫細胞を活性化させて抗体の産生を促したとみており、今後、コロナウイルス対策に特化した商品開発も視野に入れる。

引用:大学ジャーナルオンライン

長い文章と難しい言葉が並んでいるように見えますね。ここから一つ一つ分解して考えてみましょう!

①ヒトコロナウイルスって何?

海藻のアオサにヒトコロナウイルスの抗体を増やす効果があることが、中部大学生命健康科学部の河原敏男教授、中部大学大学院工学研究科の林京子客員教授、化学薬品メーカー・江南化工、海藻の健康効果を研究するラムナン研究所の共同研究で分かった。研究グループは新型肺炎を引き起こしている新型コロナウイルスに効果があると期待している。

はいストップ!!そもそも、『ヒトコロナウイルス』って何?って話ですよね。『新型コロナウイルス』の事?と思った方も多いかと思います。
まず、ヒトコロナウイルスは、6種類あるのをご存じですか?

注意ポイント

1.風邪のコロナウイルス
ヒトに日常的に感染する4種類のコロナウイルス(HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1)
風邪の10~15%(流行期35%)はこれら4種のコロナウイルスを原因とする。

2.重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)
SARS-CoVは、コウモリのコロナウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こすようになったと考えられている。2002年に中国広東省で発生し、2002年11月から2003年7月の間に30を超える国や地域に拡大した。

3.中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)
MERS-CoVは、ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスであるが、種の壁を超えてヒトに感染すると重症肺炎を引き起こすと考えられている。最初のMERS-CoVの感染による患者は、2012年にサウジアラビアで発見された。

一部抜粋:国立感染症研究所

 

つまり、よくある流行りの風邪の一部の4種類と、SARSとMARSという一昔前に話題になったウイルスが、『ヒトコロナウイルス』ってことですね。
・・・あれ、『新型コロナウイルス』って一文字も書いてないような・・・。

そうです。ここでいう『ヒトコロナウイルス』と『新型コロナウイルス』は別物なのです!!

まず、この時点で新型コロナウイルスの記事だと錯覚しない事が大事ですね!!

②『エンベロープ』と『RNA』って何?


さらに記事を見ていきましょう。

中部大学によると、ウイルスは遺伝子としてDNA(デオキシリボ核酸)かRNA(リボ核酸)のいずれかを持ち、生きた細胞に寄生して増殖する。表面をエンベロープと呼ばれるたん白質や脂肪の膜で覆ったタイプと覆わないタイプに分けられるが、ヒトコロナウイルスや新型コロナウイルス、A型インフルエンザウイルスなどはエンベロープとRNAを持つことで共通する。

ここでわからない単語として出てくるのが、『エンベロープ』『RNA』ですね。

『エンベロープ』とは

今回の『新型コロナウイルス』は、ウイルスの中でも『エンベロープウイルス』というくくりになります。
『エンベロープ』というのは、もともと封筒という意味の英語です。
今回出てくる『エンベロープ』とは、脂肪・タンパク質・糖タンパク質からできている膜のことで、ウイルスが増殖して細胞から飛び出してくるときに細胞の成分をまとって出てきたものです。
参考:SARAYA家庭用品情報

他にも『エンベロープウイルス』に関して一部こちらでもまとめていますので、参考にしてください。

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つまり、『エンベロープウイルス』とは、ウイルス本体の周りに、脂肪やたんぱく質等でできた膜がついているタイプのウイルス、ということです。
ガチャガチャの景品がウイルス本体で、外のカプセルが『エンベロープ』という感じですね。

見出し(全角15文字)

・新型コロナウイルス
・インフルエンザウイルス
・ヘルペスウイルス
・風疹ウイルス
・B型やC型肝炎ウイルス
・エイズウイルス
参考:PRO SARAYAホームページ

 

『RNA』とは

RNAというのは、日本名だと『リボ核酸』と言います。すっごくかみ砕いて説明すると、

ポイント

『DNA』は遺伝子を記憶するためのもの
『RNA』は新しく体を作る時に、遺伝子情報を運んだり、指示するもの

 

という感じです。『DNA』という本に書いてある遺伝子の内容を、車で運んでみたり、プラカードにして見せてみたり、誰かに話して伝えてみたりするのが『RNA』だというと分かりやすいですかね・・・。
参考:Laurel note

本文に戻ると、『ヒトコロナウイルス新型コロナウイルスA型インフルエンザウイルスなどはエンベロープとRNAを持つことで共通する。』ということなので、少し形の似たようなウイルスですよ!と言っているわけですね。

③ヒトコロナウイルスじゃなくインフルエンザウイルスで代用!?


さて、3つ目の段落に行きましょう。

ヒトコロナウイルスの感染実験に使用できる動物がいないことから、研究グループはエンベロープとRNAを持つA型インフルエンザウイルスをマウスに感染させ、アオサに含まれるラムナン硫酸の効果を調べた。その結果、3日後にウイルス量が半減し、抗体量が何も与えないマウスに比べて7日で約1.5倍、14日で約2.3倍になったことが分かった。

つまり、
ヒトコロナウイルスは動物実験できないから、似たような形のウイルスであるA型インフルエンザウイルスをマウスに感染させました。
⇒アオサに含まれている成分『ラムナン硫酸』の効果を調べました。
⇒3日後にウイルスは半減、抗体量が普通のマウスより高かったです!

と言っていますね。あれれ。

そもそも『ヒトコロナウイルス』の実験ですらなくなっちゃいましたけど・・・??

ここで最後の段落を見てみましょう。

研究グループはウイルスのエンベロープ中のたん白質が生細胞に付着しようとするのをラムナン硫酸が阻害し、免疫細胞を活性化させて抗体の産生を促したとみており、今後、コロナウイルス対策に特化した商品開発も視野に入れる。

この研究結果はコロナウイルス対策に効果がある可能性があるから、開発も視野に入れます!

つまり、ここではこう言っていたのです。

アオサ(に含まれる『ラムナン硫酸』⇒新型コロナウイルスに効く(かもしれないね!)

()内を抜かすと、アオサ=新型コロナウイルス特効薬!!に見えてしまうのです!!

効果が全くないとは言えないけど・・・


今回の内容は、もちろん『効果は0!』『意味ない!』とは言えません!多少なりとも体にいい可能性はありますし、アオサ自体を否定するわけではありません。なるほど、そういう考え方もあるんだな!と思いました。

しかし、『アオサ=新型コロナウイルスにかからない食材(もしくは効果てきめん!)』とまではまだ言い切れない部分があると思われます。
気になる方は食べるのももしかしたらいいかもしれませんが、もしこれが本当で、厚生労働省やWHOのホームページにも正式に掲載されましたら、記事の内容を削除または変更してお伝えします。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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