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新型コロナにクレベリンが効果ありはデマ?社長のインタビューが話題!

みなさんこんにちは。皆さんはクレベリンってご存じですか?
お部屋に置いておくだけで空間除菌が出来るとかできないとか・・・よくCMなども流れていますよね。
そのクレベリンが今ネットでにわかに話題になっています。それは新型コロナ(COVID-19)に効果があるか否か!

というわけで、今回は大幸薬品の社長のインタビュー記事をもとにまとめてみましたので、ご覧ください。

大幸薬品社長のインタビュー


まずは、インタビュー記事を抜粋してみました。

――2014年には消費者庁から「ウイルス除去等の表示について、裏づけとなる合理的な根拠がない」として措置命令を受けました。それ以来、信頼は回復できましたか。
「簡単、置くだけ!二酸化塩素分子がお部屋の空間に広がります」というような広告表現には根拠が乏しいという指導を受けた。そのため以後は「ご利用環境によって、成分の広がり方は異なります」というただし書きをつけた。クレベリンを置いた部屋でも、窓を開ければその成分がなくなるのは当然だ。
2014年当時はSNSなどで一般消費者からクレベリンに対するひどい書き込みが多かった。だが、空間除菌によって感染リスクを最も低減したいのは医療従事者だ。私が肝臓外科医をやっていたときに、ウイルス感染による肝炎や肝硬変で仲間が5~6人亡くなっている。そういう経験があるので、医療従事者を守るためにこの事業を進めている。
引用:東洋経済オンライン

確かにイメージとして、クレベリンは『部屋の隅っこに置いておけば空間にあるウイルスを除去できる!』という商品だと思われています。私たちはだれしもが、『~だけ』という簡単さが売りの商品に食いつきますよね。病院に行って処方箋をもらって薬を受け取って毎食後飲んで、より楽なのに治療できると聞いたらやってみたくなる気持ちもわかります。

ただ、消費者庁から根拠がないと措置命令を受けて但し書きを付けたそうですが、正直一般的に私たちはその措置があったことは知らなかったり覚えていませんよね。『クレベリン=置いておくだけで効果あり!』というイメージが強すぎました。。。
また、インタビューはこのように続いています。

――新型肺炎の感染が拡大してからクレベリンが品薄になっている小売店もあります。この状況をどう考えていますか?
クレベリンはあくまでも雑貨なので、特定のウイルスに効くと表現すれば薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に引っかかる。新型コロナウイルスの実験はしていないとはいえ、クレベリンに含まれている二酸化塩素ガスはインフルエンザウイルスやノロウイルス、コロナウイルスに効果があると、私を含む当社の研究者が学会で発表したこともある。
引用:東洋経済オンライン

ぱっと読むと、クレベリン=コロナに効果てきめん!と思われがちですよね。

でもみてください。しっかり『新型コロナウイルスの実験はしていない』と書いてありますよ。

ただ、その直後に『学会で発表』なんて書いてあるので、もしかしたらいけるんじゃない?根拠あるんじゃない?なんて飛躍して考えそうですよね。

しかも、クレベリンはあくまでも雑貨、と書いてあります。
おっと、つまり消費者に対して雑貨が効果てきめんと言っているのでしょうか・・・!??
雑貨ということはインテリアのようなもの、という認識でしょうか。

そこで詳しく調べてみました。

そもそも二酸化塩素の効果が不明


実は、クレベリンの中身の主な除菌成分といわれている二酸化塩素について、このような発表がありました。

二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品は、さまざまな状況が考えられる生活空間で、どの程度の除菌効果があるのかは現状では分からない
事業者へのアンケートで、二酸化塩素による除菌をうたった商品を部屋等で使用した場合の効果が「示唆された」とする資料が 1 社から提供されたが、
確認をしていないところがほとんどで、さまざまな状況が考えられる生活空間で、
どの程度の除菌効果が得られるのかは現状では明らかではない。
なお「除菌」とは、対象物からろ過又は洗浄によって微生物を除去することとされているが、対象や程度については公に定められていない。
引用:独立行政法人 国民生活センター

そもそも、『除菌』という言葉が対象や程度について定められていないふわっとした言葉なのには驚きました。
そして、『どの程度の除菌効果があるのかは現状ではわからない』とはっきり書いてあります。
つまり、今のところ効果があるかはわからないそうです。また、資料が1社だけ提出されたとありますが、この資料では9つの商品について述べられており、そのうちの1社が提出しただけなので、信ぴょう性は乏しいと思われます。

しかも、二酸化塩素は、においに敏感な人にとっては気分が悪くなる可能性があります。そういった方は無理せずに換気しましょう。

また、国民生活センターでは、

商品の表示や広告に特定の感染症の予防効果をうたったものが見られた。薬事法に抵触するおそれがあると考えられるため、監視・指導の徹底を要望する。
テスト対象銘柄の表示や購入したインターネット上の販売サイト及び同じ商品を販売している他の事業者のサイトの広告を調べたところ、
インフルエンザやノロウイルス、O-157など特定の感染症への予防効果をうたっているものがあった。
これらの表示等は薬事法に抵触するおそれがあると考えられたため、監視・指導の徹底を要望する。

とありましたので、クレベリンに関しても、はっきりと効果があるというのは現状ではわからないので、本来ならば特定の感染症の予防効果については言ってはいけないということです。
しかし、今回のインタビューで誤解を受けそうな表現がありました(確かに薬機法に引っかかるとは明言していますが)。
詳しく調べていないと誤解をうけたままになりそうなので、
『クレベリンは雑貨』『もしかしたら空間の除菌ができるかもしれない』くらいにとどめておき、
具体的なウイルスや病名を言わない方が良いと思います。

SNSでの反応

では最後にSNSでの反応をご紹介しましょう!!


こういった否定的な意見もある中で、


という意見も一定数ありました。
しかしやはりこの記事を読んで、『クレベリン置いたけど風邪ひいた』『気休めじゃない?』という意見も多くみられました。
正しい情報を今後も見つけていきたいですね。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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