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熊本でトイレットペーパーがない(売り切れ)はデマ?SNSで誤情報拡散に警鐘!

みなさんこんにちは。今Twitterを見ると、
『熊本じゃないのにトイレットペーパーがなかった』『熊本だけかと思ったらうちの地域にもない』などという書き込みが目立ちます。
今や全国的に話題となっているトイレットペーパーをはじめとする生活用品の品薄状況ですが、そもそものデマの原因を突き止めてみようと思います。

デマの発端

そもそものデマの発端はこちら。


なぜか、『マスクとトイレットペーパーが同じ原料』『中国から原料が入ってこない』という噂やデマが熊本を中心に発生してしまったようです。
これについてですが、

国内の製紙業39社が加盟する日本家庭紙工業会(東京)などによると、SNS(会員制交流サイト)上で「マスクとトイレットペーパーの原材料は同じ。マスクの増産に伴って次は紙製品が品薄になる」といったデマが広がったという。
(中略)
ところが、27日時点で買い占めの情報は熊本から寄せられるものばかりで、同工業会も「買い占めは熊本県内の局地的な現象」との見方を強めている。
では、なぜ熊本だけで買い占めが起きているのか。同工業会の担当者は「熊本地震で物資がない苦労を味わった経験から、他県の人たちより不安に駆られやすいのではないか」と16年4月の熊本地震の影響を挙げる。
引用:毎日新聞

一つの説として、熊本地震からまだ比較的時間が経っていなかったことから、またものが無くなるという恐怖心があり購入したのがだんだんと広まってしまった可能性があるという意見がありました。

熊本から近隣へ(鹿児島県・佐賀・福岡等)

その後、熊本から突如姿を消したトイレットペーパーを求めて近隣の県に買いに行ったりと慌てる人々が増えていきます。

首都圏に広がるデマ⇒デマじゃなくなる


『デマと聞いていたから安心していたのになかった』『デマがデマじゃなくなってしまった』という事態になってしまいました。
ダイヤモンドプリンセス号で神経過敏になっていた神奈川県や、その近隣の東京都や埼玉県、先日スポーツジムでの感染が話題となった千葉県市原市などを中心にトイレットペーパーがない!と話題に。

トイレットペーパー以外にも・・・

そして今となっては、紙製品がなくなるというデマ⇒買いだめ⇒本当にないからデマじゃなかった!⇒ほかの紙製品もやばい!とSNSで情報があふれるように。
現在ないと言われている商品は、

  1. トイレットペーパー
  2. キッチンペーパー(マスクの代用品を作れるというTwitterがあったこともあり)
  3. ティッシュペーパー(花粉症の人も慌てて買い占めた
  4. 生理用品

と言われています。それ以外にも紙製品デマとは関係ないのに、

  1. ごみ袋
  2. カップ麺(袋麺)
  3. お菓子

がだんだんと品切れになっている地域もあります。

過剰な反応がデマを本当にする

結果として今回は、一部の人間や地域のデマがだんだんと情報社会という利点を生かし、TwitterやLINEをはじめとしたSNSで全国に広まっていったと考えられています。こうして今一時的ではありますが、デマが真実になってしまった地域が多くあり、トレンドワードを賑わせているのです。

トイレットペーパーの原材料などは、Twitterでも話題になっていますがマスクとは全然違います。
詳しくはこちらのページにも掲載しておりますので、気になる方はこちらもご覧ください。

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最後に

情報がすぐに手に入ることは便利ではありますが、逆にデマも広まってしまう危険性があることがよくわかりましたね。東日本大震災や熊本地震の教訓を活かしたい気持ちはわかりますが、今すぐ必要な人にわたらないのは困ります。
落ち着いた行動で皆にまた行き渡りますので、今は正しい情報を伝える努力をしましょう。
それでは今回はこれでおわります。ありがとうございました。

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