豆知識 飼育法

チンチラのオスの発情期の様子を写真で紹介!安心の対処法とは?

動物を飼育しているとどうしても対処せざるを得ない問題としてあるのが、『発情期』です。
犬や猫に関しては飼育している数も多いことからこれがそうか!というのがわかりやすいと思うのですが、チンチラは飼育している方も少ないのであまり知られていないのが現状です。
特に、オスの発情期に関しては飼い主さんによってはショックを受けることもよくあります。

そこで今回は、『チンチラのオスの発情期の様子を写真で紹介!安心の対処法とは?』と題しまして、うちの子の写真などを使って具体的に男の子の発情期についてお伝えすることにより、来るべき日に飼い主さんがパニックにならないような手助けが出来ればと思います。

注意事項

まずこの記事を読むにあたって注意事項ですが、ここから何枚か写真を掲載しながら詳しくご紹介します。
その際、人によってはショックを受ける内容や写真が続くことになってしまう場合もあります。しかし、この記事も飼育上大事なことなので割とありのままに明記いたします。
そのため、ここから先は自己判断でお読みいただければと思います。ご了承ください。

チンチラのオスの発情期は何歳から始まる?

チンチラのオスの発情期のスタートは個体差ありますが、『平均生後半年(早いと3か月、4か月の例もあります!!)』程度を目安にしてもらえるといいでしょう。
そのため、場合によってはお迎えした時点で繁殖可能になっている個体もいます。

詳しくはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

ちなみにうちの子は5ヶ月程度でお迎えしましたが、発情期特有の行動をとりだしたのは大体生後7~8か月でした。それでもこのくらいからスタートする子もいますから、遅すぎるということもありません。

チンチラのオスの発情期の行動一覧

では、実際チンチラのオスの発情期にはどのような行動をとる事があるのでしょうか。
こちらに関しても個体差ありますが、代表的なものをいくつかご紹介致します。

ポイント

  • 「ふんふんふん」と小声で落ち着かない鳴き声をあげる
  • お尻を上げる動作をする
  • しっぽをふりふりゆらゆらと振る
  • ぬいぐるみやボール、飼い主の手にしがみつく
  • 男性器を咥えて自己処理をする
  • 普段はしない箇所におしっこをする

ここからはそれぞれの行動について細かくご紹介致します。
また、いくつかセンシティブな情報や画像が入りますのでご注意ください。

「ふんふん」と小声で鳴く

まずは、鼻息のような鳴き声をあげます。よーく耳を澄ませると「ふんふんふん」と言っているような声です。
そして、割と落ち着かない様子で鳴きます。
ずっと鳴いている場合もありますが、何回か鳴いて鳴きやんで、また何回か鳴くというのをよく聞きます。

お尻を上げる動作をする


続いてお尻を上げる動作です。
イメージとしては猫がお尻を叩かれに自ら向かうあの体勢に近いです。
猫って個体差ありますが、飼い主などにお尻を叩かれたりするのが好きですよね。チンチラのオスは発情するとお尻を上げてアピールしてきたりもします。

うちの子もたまにですがやります。
その時は、お尻を軽くタッチしてあげると腕にしがみついてきます。(これは好き嫌い分かれますので様子みて行動してあげてください)

しっぽをゆらゆらとする

チンチラのしっぽはウサギとは違ってふさふさで長く、バランスを取るのにもかなり役立っています。
ですが、発情期の時はゆーらゆーらと地面に擦るような感じで、また波打つような感じで揺らします。
まるでメスを挑発しているようにも見えます(笑)

うちの子は結構これをしてくるので「あ、いま発情期かな!?」とわかります。
また、うちの子はしっぽを揺らしながら見返り美人図のように振り返って流し目をしてアピールをしてくるので面白いです。

ぬいぐるみやボール、飼い主の手にしがみつく


これはよく見られる行動のうちの一つだと思います。
うちの家の場合は私の腕にしがみついて腰を打ち付けヘコヘコするのが好きなようです。しかも必ず私の右腕です。
また、場合によってはそのまま腰をカクカクと振り、精液を掛けてくることもあります。

また、腕などではなく、まんまるなボールやぬいぐるみに体をこすりつける子もいます。

男性器を咥えて自己処理をする

そして、飼い主が一番びっくりする行動がこちら!!
実は、チンチラは生殖器を自分で咥えて自己処理をする動物なのです!

※ここから特にセンシティブな画像を掲載しますのでご注意ください※

その様子がこちら!!

大体時間としては30秒くらいで終わるのですが、いつもなら格納されてほぼ見えない男性器がぐんと伸び、自分の口に届くサイズに成長。
そのまま生殖器を自分で咥えて処理するのです。

私も最初見た時「腫れてる!!病気だ!!」と大慌てしました。
でも、苦しんでいる様子もないし・・・と思ったところ、腕に腰をこすりつけるようになったため、自己処理だと知りました。
当時はネットや飼育本もほとんどない状態だったので、すごく慌てふためいたのを覚えていますが、うちの子の場合は毎日のようにこれをするので、この行動を全くしなくなったら体調が悪いのかな?と不安になるくらいに。
また、何度も引っ越しを経験しているので、この行動が見られると、引っ越し先に慣れたのかも、と安心材料にしていました(笑)

普段はしない箇所におしっこをする

うちの子はこれをしないのですが、よく見られる現象として、普段はトイレやシーツの上にしてくれるおしっこをステージの上にしたり、歩いている道のりにだらーっと垂れ流すようなことをする子がいます。
最初はびっくりするのですが、発情期の時だけなのですぐに収まる事が多いようです。

普段トイレが成功しているのに失敗したと焦って怒らないようにしてあげましょう。

発情期の時の対策方法やグッズ

発情期の時にチンチラの体や飼い主の体に負担にならないような方法やグッズをご紹介します。
参考にしてみてください。

腕にしがみつかれて生傷が絶えない場合

チンチラにとって発情期は自然現象のため、腕にしがみつく等は仕方ないのですが、その分必死になっているので普段は温厚な子でもしがみついたときに生傷が出来てしまう事があります。
みみずばれになると痛いですし、傷跡が残りがちです。
そんな時にはチンチラサイズのちょうどいいボールやおもちゃを用意してあげましょう。

チンチラにおすすめのボールやおもちゃ

チンチラにおすすめのボールやおもちゃはこちら。

『ウサギのおもちゃ やわらかボール』

こちらのボールは発情期でなくてもチンチラのお腹に抱え込んで玉乗りのようにして遊んだり、持ってジャンプしたりと人気の商品です。
発情期の時にはこの商品に腰を振る子もいます。
腕よりボールがお気に入りになってくれるとチンチラも発散しやすくなるのでおススメです。

『スーパーキャットミニシリーズ』

こちらは犬や猫用のボール型のおもちゃです。
犬猫が咥えたり遊んだりする用にできているのでなかなか縫製がしっかりしています。
ただし、中に鳴るおもちゃが入っていますので音がすることがあります、注意してください。

百円均一の商品もおすすめだが注意点もある

使い捨てで構わない、あまり布を引きちぎらない子の場合は百円均一に売っているふわふわのボールや子供用のぬいぐるみもおすすめです。
しかし、以前ぬいぐるみを与えたところ、うちの子はぬいぐるみの首をもいでしまい、すぐに綿が出てきてしまいました。
なのである程度動物用にしっかり縫われているものでないと、毎回毎回買い与えることになり、コスパが悪くなってしまいます。

発情期のチンチラは力が強いこともありますので、ペット用の割としっかりとした商品の方があとあと物持ちが良くいいと言えますよ。

子供が遊ばなくなったおもちゃをあげるのもおすすめ

知り合いの方でいらっしゃったのですが、自分の子供が昔遊んでいて今では全く使わなくなったディズニーツムツムのぬいぐるみをチンチラにおさがりとして与えていたことがありました。

このような商品です。
すでに使い古しているぬいぐるみですし、形が丸っこく抱きしめやすかったようで、その家のチンチラはかなり気に入っていました。使い古していると程よくすでに汚れていますしくたっとしているのでチンチラにとっては良かったのかもしれません。
ひとつの案として是非おすすめしますが、もしもぬいぐるみが壊れたり誤食しそうであればすぐにやめてください!

大きなぬいぐるみを与える


ボールだけでなく、大きなぬいぐるみを与える方法もあります。
個体によってはボール型のおもちゃを全く気に入らず、ぬいぐるみを抱きかかえて発散する子もいます。
うちの子も自分のサイズの倍くらいあるダッフィーの人形をお気に入りにしていました。

ボールがだめなら諦める、小さなぬいぐるみでだめなら諦めるではなく、お気に入りのサイズ感がその子によって違います。うちの子もボールや小さなぬいぐるみは全く見向きもしません。
お古のぬいぐるみなどがあればサイズをいくつか変えてみて気に入るものを探してあげるのも良いでしょう!

最初はびっくりするけど受け止めよう

最初は誰しもびっくりすると思いますが、健康な大人のチンチラになってきた証拠。
また、こういう行動をしていると健康であることがわかりますね。
そのため、しっかりと受け止めて一緒に発散方法を探してあげましょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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