チンチラは大きな声で鳴きませんし、犬のような活発さとはまた違う活動方法で生活しています。
大きく口を開けることもほとんどありませんし、黒目が大きくどこを向いているのかわからないように見えることも。
そのため、一部の飼い主さんからは『飼育して少し経つけど表情の違いが判らない』という意見も聞きます。
チンチラは犬や猫とは違い、あまり大きな声で鳴きません。また、ぼーっとして表情が読めないという飼い主さんもいます。
しかし、そんなことはありません。
しっかり見ていると、チンチラの感情表現はかなり豊かであることが分かります。ブログで是非解説していきたいと思います。
— ✨おじょうさま(インスタ開始!)✨ (@Ojy0_) February 8, 2021
そこで今回は、『チンチラの表情の違いは?喜怒哀楽の様子を写真で詳しく解説!』と題しまして、うちの子の写真を中心に紹介しながら、チンチラの喜怒哀楽について紹介したいと思います。
それと付随してどういう時にチンチラがその感情になるのかもご紹介致します。
※あくまでも我が家のチンチラの喜怒哀楽を基に作成していますので、個体差があります。
喜んでいるときの表情・行動
まずは喜んでいるときのチンチラです。
うちの子の場合はこちら。
また、このような表情もうっとりもしくは喜んでいる表情と言えます。
では、チンチラはどのような時に喜ぶと言えるのでしょうか。
チンチラが喜ぶ行動
チンチラが喜ぶ行動は
参考
- 美味しいおやつやご飯をもらったとき
- 毛づくろいなどでコミュニケーションが取れた時
- 頭を撫でてもらったり褒めてもらったりしたとき
です。これはどの動物とも一緒ですね。
うちの子は写真を見てわかるように、美味しいおやつに巡り合ったときは目を見開いて「これはおいしい!」と表現してくれたり、カイカイ(毛づくろい)をするとうっとりとしてくれるのでとても分かりやすいです。
他にもおいしいおやつをもらったときに、うっとりと目を細めて味わう子もいますし、小声で「ふんふんふん♪」とお話ししてくれる子もいます。
また、カチカチカチ・・・と人間が寒い時に鳴らすような歯を鳴らす歯ぎしりをする子もいます。(うちもこれをやります) 続きを見る
【カチカチ・ギリギリ】チンチラの歯ぎしり音の意味と種類を解説!
主な反応はこのようなものになります。
怒っているときの表情・行動
続いて怒っているときの表情や行動です。
うちの子の場合はこのような顔をします。
こちら両方ともとある行動の後の顔なのですが、かなり目が険しいのがわかりますでしょうか?
喜んでいるときと同様に目を見開いていますが、耳はツンと上を向き、顔をこちらに乗り出して何か文句を言いたげです。
チンチラが怒る行動
チンチラが怒る行動についてはかなり個人差が出ます。
その子にとっては怒る行動でも、ほかの子にとっては怒るほどのことでもないことが多いからです。
しかし、最も多い理由と思われるものを列挙していきましょう。
参考
- 病院に行った帰り
- しっぽやお尻など触ってほしくないところに触った
(個体差あり、お尻を喜ぶ子もいます) - 無理に抱っこをした
(個体差あり、抱っこを喜ぶ子もいます) - 部屋んぽの時間が不十分だった
触るなどのスキンシップについてはかなり個体差があります。うちの子はしっぽもおしりも平気ですし、グルーミングもおとなしくされっぱなしですが、場合によってはかなり怒る子もいます。 続きを見る
また、抱っこをされたまま眠ってしまうような人懐っこい子もいますが、うちの子は「ギャ!」と叫んで怒ります。
チンチラの鳴き声の意味を詳しく解説!【目指せストレスフリー】
しかし、ダントツトップは病院帰りでしょう。犬や猫と同じでいじけたりしばらく巣穴から出てこなかったり、じっとりとした目で睨んでくることもあります。
部屋んぽについてもそうです。 続きを見る
チンチラの部屋んぽの時間はどのくらい?理想のタイミングで遊ばせよう!
タイミングや時間を間違えるとイラっとされることがあります。
悲しんでいるときの表情・行動
続いて悲しんでいるときの表情や行動です。
うちの子の場合はこちら。
どこか遠くを悲し気に見つめていたり、ふてくされているような落ち込んだ顔をします。
何となくしっぽも垂れ下がり、うつむき加減なことも多いです。
チンチラが悲しむ行動
チンチラが悲しむ行動もかなりありますが、もちろん動物虐待のような行動を取ったり、まったく部屋んぽやスキンシップをしてあげないとなると話は別ですので絶対にやめましょう。
参考
- 部屋んぽの時間が少なかった
- おやつをせがんだのに「おしまい!」と閉まってしまった
(チンチラの健康を考えて適切なおやつを与えてください) - かまってほしいとアピールしたのに一向に相手しなかった
チンチラは気まぐれな性格であることも多く、猫のような行動をとることも多いですが、懐いてくれると「遊ぼう」とアピールしてきたり、近寄ってきてくれたりします。それにもかかわらず面倒だったり飼い主の自分勝手な理由で構ってあげなかったりすると、かなり悲しそうな顔をします。
そうやってマイナスの時間が積み重なっていくと、飼い主とチンチラの間の信頼関係が大きく崩れてしまいます。崩れた信頼関係の修復はかなり難しい、もしくは場合によっては不可能になります。
かまってあげられないときは「ごめんね、あとでね」と声を掛けるなどをして、忘れていないというアピールをしてあげること、そして時間を作って必ずかまってあげることを忘れないでくださいね。
楽しいときの表情・行動
最後に楽しい時の表情や行動です。
その様子がこちら。
ちょっとわかりにくいのですが、それぞれ上から『なでなでしながら手遊びをしているときの顔』『グルーミング後のご機嫌な顔』です。
チンチラが楽しめる行動
チンチラは楽しいと目が生き生きとして走り回ったり、壁蹴りをして飛び跳ねたり、ポップコーンジャンプと言いその場でビュン!と垂直飛びをして楽しさをアピールしてきます。
場合によってはデグーのように「ピロピロ」など軽やかな声で鳴くこともあります。
そんなチンチラにとって楽しめる行動はこちら。
参考
- たくさんの時間部屋んぽ
- なでなでしたり優しく声掛けなどコミュニケーション
- 高いところにジャンプして登ったり、体全体を動かす行動をしているとき
- もちろん部屋んぽをあまり好まず寝ていることが楽しい子もいますし、撫でられるよりもただ走り回っていたい子もいます。
ちなみにうちの子は壁蹴りやポップコーンジャンプを年に1回か2回すればいいほうで、この行動をしないからと言って楽しんでいないわけではなく、どこかで顔色に出ているので見ているとわかるようになります。
喜怒哀楽の方法やタイミングはそれぞれ
人間でも嬉しい時に「やったあ!!」と大喜びする人もいれば、小さくガッツポーズをしたり、ほくそえむ人がいます。
それと同じでチンチラにも個体差があり、ぴょんぴょん跳ねる子もいれば小さくニヤッとするような表情をする子もいるのです。
今回ご紹介したのは我が家の場合ですが、それぞれの子の喜ぶことを探して模索して、距離を縮めるきっかけになればと思います。
チンチラ特有の仕草などについてはこちらもご覧ください。 続きを見る
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