皆さんこんにちは。今回は、登場人物が多くてぐちゃぐちゃ・・・覚えられない日本史の事件をサクっと覚えられる方法について教えたいと思います。
早速人物相関図を描いてみよう
皆さんは、人物相関図をご存じですか?よく恋愛マンガとかでみる、誰が誰を好きで、誰がライバルで・・・と一目瞭然でわかるあれです。
今回はその一目瞭然でわかること、を活かして日本史を学ぶために使いたいと思います。
今回の事件は応仁の乱を使いたいと思います。
まず教科書を読みながら同時に箇条書きであったことを書いていく
とりあえず今回も教科書のない私はウィキペディアに書いてある内容を読み、いらない紙にあったことを箇条書きにしていきました。
応仁の乱(おうにんのらん)は、室町時代の応仁元年(1467年)に発生し、文明9年(1478年)までの約11年間にわたって継続した内乱。
室町幕府管領家の畠山氏、斯波氏の家督争いから、細川勝元と山名宗全の勢力争いに発展し、室町幕府8代将軍足利義政の継嗣争いも加わって、ほぼ全国に争いが拡大した。
明応2年(1493年)の明応の政変と並んで戦国時代移行の原因とされる[注釈 1]。
十数年に亘る戦乱は和睦の結果、西軍が解体され収束したが、主要な戦場となった京都全域が壊滅的な被害を受けて荒廃した。
応仁元年(1467年)に起きたことから応仁の乱と呼ばれるが、戦が続いたことにより、応仁はわずか3年で文明へと改元された。このように、戦乱期間の大半は文明年間であったので、応仁・文明の乱(おうにん・ぶんめいのらん)とも呼ばれる。
引用:Wikipedia
また、こういった登場人物が多い戦いなどは、教科書に図も一緒に載っていることが多いです。
もしくは資料集に必ず載っていますので、必ずこの図も見てください。
そして箇条書きにしたのがこちら。
教科書の内容と、資料集などの図の内容が自分の言葉でまとまりました。
箇条書きしたものを分ける
次に、今書いた箇条書きを図などをもとに色分けします。今回は西軍と東軍で色分けします。
色分けしたものがこちら。
これで準備が整いました。
人物相関図を作ってみよう
では準備も完了しましたので、早速人物相関図を作るのですが・・・
最初はやり方がわからないですよね。簡単に手順を箇条書きします。
① 左に東軍、右に西軍のメンバーが入るように大きな〇で囲んだ線を作ります。
② 対立している相手同士を真横に配置し、役職なども書いておきます。
③ 味方同士にも矢印をつけて、関係性を書き足していきます。
・・・ここはフランクにセリフ的に書くと分かりやすくなります。
④ 欄外に年号などを書きたい情報を足していきます。
・・・余談ですが、応仁の乱は1467年『人の世むなしい 応仁の乱』と語呂合わせします。
以上の手順を踏んで出来たものがこちらです。
バランスが悪いですが、それでいいんです!きれいに書くことが目的ではありません。大事なのは学ぶことだ、と言い聞かせてください(笑)
こうして文章と資料集などの図でバラバラになっていた応仁の乱のイメージがまとまりましたね。
これも箇条書きにしたり相関図にしたりしているうちに何度も事件の内容を知らず知らずのうちに書いたり、人の名前も数度書くことになるので、知らない間に覚えています。
あとは教科書をパラパラ見ることもなく、その図だけで復習も出来るのであとあと楽ですよ!!
活用できる歴史的事件の一例
人物相関図方式で学べるものの特徴はたった2か条です。
ポイント
① 主要な登場人物が割と多めなこと(少なくてもできますが内容が薄くなります)
② 敵味方や関係性がはっきりしていること
今回はマンガ方式の時とは違い、人数が多い事件をまとめるのに役立ちました。また、人数が多いと複雑になりがちなので、段階を踏んで図を作成しているうちに頭でもまとまるという利点があります。
そして、マンガ方式と違う点のもう一つは、勝敗が決まっていなくても良い、という点です。
敵味方の関係性だけまとめて洗い出しているのですから、勝ち負けがなくても書きやすいのです。
今回のやり方で活用でき、実際に私が現役時代に乗り越えた歴史的事件の一例を書いてみます。参考にしてみてください。
参考
・治承寿永の乱(源平合戦・源平の戦い)
・南北朝時代の天皇のまとめ
・保元の乱、平治の乱
・関ヶ原の戦い(マンガ方式より詳しく書く場合)
・西南戦争
・近代史の『〇〇党』などのまとめ
今回のまとめ
いかがだったでしょうか。マンガ方式とはまた違うアングルで日本史に触れることができたと思います。日本史は文章で学ぼうとすると誰でも挫折します。
しかし、図を自分で作ることで、わからなかった部分を自分で見える化することができ、「なんだ、こんな簡単なことだったんだ」と整理することができるのです!!
あくまでもこの勉強法は私が現役にやっていた方法なので、これをヒントにして、新しいやり方を編み出すのも楽しいかもしれませんね。
これで今回の記事は終わります。ありがとうございました。