病気 飼育法

チンチラの動物病院の選び方はコレ!扱いが慣れている病院の見分け方6選!

チンチラのことを診察できる動物病院が少ないことは、飼育している方やこれから飼育しようと思っている方の中でも割と有名な話です。
特に、ネットで動物病院を調べ、電話をしたときに「ウサギなら」「モルモットなら」と言われて断られた経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんな中運よくチンチラの動物病院を見つけ、診察に行ってみたものの、これはどうなのか・・・と思う病院に当たったりする場合もあります。

そこで、今回は、『チンチラの動物病院の選び方はコレ!扱いが慣れている病院の見分け方6選!』と題しまして、私の経験談やいろいろな方の体験を含めた、こんな病院にはチンチラを通わせないほうが良いのではないかと思う判断基準をご紹介いたします。


ただし、この記事を読むにあたって、次の注意事項をご覧ください。

注意事項


今回の記事は、あくまでも私の経験やチンチラを飼育されていた方の体験談を基準に作成していますので、自分が合っていると感じている病院を変える必要はありません。
また、医学的な裏付けがあるものでもありませんので、ひとつの意見として参考にしていただければ幸いです。

質問や何かがあればメッセージやインスタ・Twitterでコメントを宜しくお願い致します。

そして、チンチラの病気についてや薬の飲ませ方についてのページはこちらをご覧ください。

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病気についての不明点もお待ちしております(ただし獣医ではありませんのでご了承ください。)

チンチラに触れるときの対応

まずは、チンチラに触れるときの対応でジャッジします。

  • 抱っこ時の対応
  • 体に触れている時の手際

詳しく解説していきます。

チンチラを抱っこ・触診する際の対応

チンチラは抱っこをされるのが苦手な動物です。理由は、抱っこをされる=地面から足が離れる=獲物になってしまった(捕獲されてしまった)と思うからです。
猛禽類や肉食動物にやられる不快感が遺伝子レベルで組み込まれているのです。(もちろん安心感や信頼感がアップすれば抱っこ出来る子もいます。)

しかし、動物病院では初めて会う先生がチンチラを抱っこしなければなりません。当然チンチラはパニックや恐怖・嫌悪感をあらわにするでしょう。

そんな中でも特にNGとしているチンチラとの触れ合い方をご紹介します。

NGポイント

  • 首を絞めるように無理に引っ張ったり捕まえる
  • しっぽや嫌がる箇所を掴み上げる
  • 病院内で逃がしてしまう

このような対応をされてしまうと、(私の中では)一発でNGではないかと考え、病院をチェンジします。

抱っこが出来ない病院に関しては、実は意外と存在します。理由は、病院によっては『責任が負えないので飼い主さんが抱っこしていてください』という方針を掲げているからです。抱っこを出来ないから駄目な医者!と考えるのは早計に感じます。

しかし、どう見ても対応が不慣れであったり、チンチラにとって不快な方法での捕獲をしてしまう人に関してはあまり良い印象はありません。
私も昔あまり良くない病院に当たったとき、うちの子を病院内で脱走させた看護師に当たったことがあります。しっかり見ておいてもらわないと、怪我をして二次災害が起こる可能性がありますので、信用できないなと感じました。

治療方法についての対応

チンチラが病気になった際の治療方法についての対応でもいくつか判断ポイントがあると考えています。
私が実際に体験したNG対応は以下の内容です。

NGポイント

  • 不正咬合を診てもらいに病院に行ったのにレントゲンだけで済ませた
  • 薬の飲ませ方がチンチラにとってあまり合っていない方法を勧められた
  • 質問の回答がはっきりしない、全てウサギの場合でしか回答しない

それぞれ詳しくご紹介いたします。

不正咬合の検査をレントゲンだけで済ませる


不正咬合というのは、チンチラにとってなりやすい歯の病気です。
チンチラはすべての歯が伸び続ける性質をしています。歯並びや牧草を食べてくれない、食べるときに片側でしかすりつぶしていない、金網などを噛みすぎて歯のバランスが崩れた、などいろいろな原因で歯が伸びてしまい、ひどいとあごや皮膚を突き破ってしまいます。

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そんな不正咬合のチェック方法ですが、基本的には目視になります。

前歯はそのまますぐに見る事ができますが、チンチラの口は縦に開かないのにも関わらず奥に深く、ウナギの寝床のようになっています。
そのため、鎮静剤や麻酔をして奥まで見る、もしくは人間の耳鼻科で使うような小さなスコープを口の中に入れて、歯の伸び具合や相対的な歯のバランスをしっかりと見ます。

ところが、不正咬合かもしれない、と相談したうえでの検査のはずなのに、鎮静剤を打ち、レントゲンだけで済まされてしまった経験があります。
結果は「ご飯を食べない理由はレントゲンからはわかりませんでした」と散々で、救急で行ったため、夜間料金も含めて結果がわからなかった検査に2万円もお支払いしました。

もちろん複雑に歯が伸びてしまった子に関して顎と歯のバランスを見るためにレントゲンで確認をする場合はゼロではありません。しかし、初動をレントゲンだけで済ませ、目視で奥まで見ようとする、もしくは麻酔を打って奥を見る提案すらしないというのは信用できないと感じます。
実際に、「不正咬合はレントゲンだけでは100%はわからない」と別の獣医さんに言われたことが有ります。

私はうちの子の不正咬合を治すために2件の病院でレントゲン撮影をし、麻酔や手術も行いましたが、「わからない」もしくは「伸びた歯の見落としによる切除ミス」があり、解決にはなりませんでした。

また、万が一麻酔となった場合は、きちんとデメリット(目覚めない場合があるなど)を説明してくれる医師に任せた方が良いです。小動物に麻酔はかなりダメージがありますので、麻酔してもらう前の対応も見ておくといいですよ。

薬の飲ませ方の説明が適当なうえに飼い主任せ

うちの子が不正咬合になった際、痛み止めを処方されましたが、その際に処方された薬がかなり飲ませづらかったことが有りました。
チンチラは口が狭く深いため、シリンジ(針のない注射器)に薬をとかした液体を入れて飲ませるか、シロップの薬を舐めさせるやり方が無理のない投薬方法です。

しかし、とある病院でもらった薬はなんと、錠剤そのまま!
「飼い主さんで4分の1に割って、粉にするか工夫して適当に飲ませてください」と言われたのです!

おそらく大型のウサギや犬に使う薬を体重計算して割り、チンチラ用として処方したのでしょう。
実際人間でも子供に薬を与えるために大人の薬を半分にしてあげるケースがありますよね。

せめて病院側で割ってくれていたらまだ嬉しかったのですが、結局割ってからどうするかの判断はこちらだったうえ、水で溶かしていいものか、餌に混ぜるべきものなのかもこちらから質問しないと答えてくれない杜撰さでした。
チンチラの口の形や普段のご飯を考えていない適当な診療内容に疑問を持った経験となりましたので、処方する際に薬のあげ方などを詳しく説明してくれない病院は信用できないと考えてよいでしょう。

質問の回答がはっきりしない、全てウサギの場合でしか回答しない


チンチラとウサギは見た目や性質が似ている部分もありますし、同じ対応でOKな場合もありますので、ウサギに例える行動はNGとは限りません。
しかし、ウサギでは治療法が確立しているものの、チンチラでは原因不明の病気もあります

またウサギとチンチラではサイズ感やうんちの形などが異なりますので、薬の量やうんちの正常・異常を一緒にしてはいけません。食べるものも似ている場合もありますが、チンチラは生の葉っぱなどはほとんど与えません。

それでもすべての事柄に関してウサギの場合でしか回答できない先生は、チンチラを診察した母体数が少ない可能性があります。
また、回答がはっきりしない場合も、治療方法が見つかっていない病気であれば仕方ないのですが、チンチラの基本的な内容についても答えられない場合は、「一応チンチラも診察できなくはない」というレベルで名前を掲げているだけのケースが考えられます。このような獣医さんは飼い主に基本的なチンチラの性質自体を質問してくる場合もあります。

もとから「チンチラはあまり診たことがないけどしっかり診察します」と説明してくれている先生で、飼い主さんが納得しているのであれば良いのですが、そのような情報もなく他の動物に当てはめてふわふわっとした診療をする場合はNGというより注意です。(ウサギではなくモルモットと比べる場合もあります。)

良い口コミの病院一覧掲載しています

今までに私とうちの子が経験したような誤診や辛い経験を、他の飼い主さんにはしてほしくないと考えています。
そこでこのブログでは、InstagramやTwitterのフォロワーさんを中心としたチンチラの飼育経験のある方々にアンケートを取り、良い口コミの動物病院を日本全国まとめています。(ない都道府県もありますので募集をしております)

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今後も評判の良い動物病院の口コミや体験談を募集するとともに、チンチラを飼育するハードルが下がればと願っています。

また、誤飲・誤食をしてしまった時はこちらを参考にしてみてください。

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それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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