病気

チンチラに多い病気の種類とは?【かかりやすいものを徹底調査】

ペットを飼う上で切っても切れない問題と言えば、『病気』ですよね。 特に、小動物は基本的には外敵から身を守ろうとするため、多少弱っていても隠す習性があります。 ⇒つまり、飼い主が気付かない! ということも多いのです!!

実際このようにツイートしたところ、かなりの人から「そうだよね~」「うちも大変だったんだよね」という声が聞こえてきました。 実は我が家も大きな病気を2個したことがあります。 そこで今回は『主なチンチラの病気の種類』ということで、かかりやすいもの等を調査していきたいと思います。 これからチンチラを飼おうと検討している人も、今飼っている子がおかしい・・・と感じている人も、何かのヒントになればいいなと思います。 また、もしも餌(ご飯)を食べないという場合は特設のページを別に用意しましたので、こちらもご覧ください。

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それでは、さっそく解説していきましょう!

不正咬合

まずは『不正咬合(ふせいこうごう)』。

初めて聞いた方も多いと思いますが、特にげっ歯目(ネズミ)の仲間を飼育している人は一生付きまとうリスクのある病気です。(この写真は不正咬合になってガリガリになったうちの子です)

ご存じの方も多いと思いますが、ネズミの仲間などは、歯が一生伸び続けるという性質があり、チンチラも同じく歯が伸び続けます。自然界のチンチラは、岩肌や木、そして固い茎などをバランスよく食べて伸びすぎを防いでいますが、飼育されているチンチラの餌やかじり木を管理するのは飼い主になりますのでそのバランスを崩してしまうと、前歯が伸びすぎて口が閉じなくなってしまったり、奥歯が変な方向に延びて頬の皮膚を傷つけてしまったり、しまいには食べれなくなって死んでしまうこともあります。
ちなみに、私が行っていた動物病院では、歯が顎を突き破るというとっても怖い症状だった子がいました・・・そこまで行くと飼い主さんがあまりにもずさんな飼育をしていたとしか思えませんし、可哀そうでなりません。

ちなみに我が子も不正咬合になったのですが・・・餌を食べれなくなってしまい、病院で歯のカットをすることになりました。現在は元気になり、体重も体調も元通りになりましたが、一時はよくないお医者様に当たってしまったこともあり、頬の傷が悪化してひどい口内炎になってしまい、200g近く痩せて背骨が目立つレベルまで悪化してしまいました。

詳しい内容についてはこちらをご覧ください。

まず、

  • 急に食べない
  • 歯ぎしりがきつくなった
  • よだれで手やあごあたりがべたべたになっている
  • 痩せた気がする
  • 口をかく仕草が増えた

等の症状があったら不正咬合の可能性が高いです。すぐに病院に連れていきましょう。(うちの子がなった症状です)

胸元がガビガビになってしまったら、このように毛束が目立ちます。 正しい餌やおやつの与え方、おすすめ商品はこちらをご覧ください。

また、歯ぎしりについての記事はこちらを参考にしてみて下さい。

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熱中症や脱水症状

続いて、これもよくありがちな病気、熱中症や脱水です。人間でもなじみがあるのでわかりやすいですね。 ちなみにチンチラは寒いところはまだ強い方ですが(ただし寒いと風邪をひきやすいので、基本的に温度は一定にするのが大前提です!) 暑いところや湿度が高いところは苦手。日本の夏は敵です。 熱中症や脱水症状になると、

  • よたよたする
  • ぐったりする
  • 横に倒れている(目をつぶって苦しそうな場合も)
  • 悪化すると耳が赤くなったり息切れ・けいれん・よだれを垂らす

という症状が出ます。人間と同じです。

チンチラは15度~23度くらい(25度と書いてある記事もありますが、25度でもしんどそうにする子はいます!)が生活しやすいと言われており、 湿度も60%を超えてくると人間でもそうですが体感温度や不快指数が上がっていきますので、エアコンと除湿器が必須です。

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また、空気を回すだけでもかなり変わりますので扇風機を置いてあげて補助するのも良いでしょう。

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また、熱中症や脱水症状でやばい状態から回復したとしても、後遺症等が残り、動きが不自由になる子がいます。絶対に守ってあげましょう。

ちなみに私のいとこの家のハムスターは、仕事で外出中に突然停電してしまい、そのまま帰宅したら脱水で死んでしまっていたということがあり、ペットロスでしばらくいとこは立ち直れませんでした。不幸な事故がないようにしましょう。
それを聞いて、我が家では冷感のアルミシートを使って涼しく感じてもらう工夫をしていますが、大理石などの石のプレートを使う人もいます。

また違う記事で適温や湿度調整について明記する予定でいますが、最低限の知識として今お伝えしたことは頭の中に入れておきましょう。

応急処置としては、

  • 冷たいタオルで顔以外をくるんであげる
  • 落ち着いたらすぐに病院へ

という感じで進めていきましょう。

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風邪

続いては、風邪です。人間と同じように、季節の変わり目の温度や湿度の変化でチンチラも風邪をひくことがあります。 ちなみに我が家のチンチラは少し呼吸器が弱く、風邪の引きはじめにすぐにくしゃみを軽くするので、すぐに温度の調整などをすると、すぐに乗り越えられます。ありがたいシグナルですが、その子によってはかなり調子が悪くなるまで隠す事もあります。

実は一度うちの子は3歳になりたての頃、胃腸炎のような風邪をひいてしまい、気付かず普通に接していたのですが、ある日砂場でよたよたしたと思ったら、パタリと倒れてしまいました!!

当時実家暮らしだったため、仕事中の私の代理で母がかかりつけの小動物の専門医に連れて行ってくれましたが、言われた一言が、 「あと1日遅かったら死んでいました」 ぞっとしました。母に感謝するしかありませんでした・・・。

その後、だるさもあったようで食欲が落ちて自力で食べてくれませんでしたので、お医者様監修のもと、強制給餌をさせて、1カ月ほど治癒に時間がかかりました。

お薬をあげている様子です・・・(涙)ちなみに母があげる練習をした時の写真です。今から4年前です。

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チンチラはくしゃみを数度(1度程度なら砂が鼻にかかってすることもあるので様子見)すると、風邪をひいている可能性があります。そのまま肺炎になって死にました、ということもあり得るのです。 対応としては、

  • まずはすぐに病院に連れて行く
  • 食欲がなければお医者様の言う通りに強制給餌させる
  • お医者様からもらった薬を飲ませる
  • 静かな場所に移動させてストレスを軽減させる
  • 寒くて風邪をひいた場合はすぐに暖かくしてあげる

などがあります。獣医さんからアドバイスをたくさんもらって危機を乗り切りましょう。

便秘・下痢

続いてうんちの問題。 気温の変化や不衛生な餌によって起こりやすいのが下痢。 食物繊維不足などでフンが小さくなったり量が減ったりするのが便秘です。

下痢をした場合は

  • 病院に連れて行く
  • 温度の見直し
  • 餌がきちんと綺麗かチェック
  • エサ皿やケージ全体をもう一度きちんと洗う
  • 餌の見直し(生ものを与えすぎていないか
  • 水のボトルのチェック(カビ等)

をしましょう。病院が先決ですが、夜中等すぐに連れていけない場合はまずは餌や水の見直しと衛生面での見直しをすぐにしましょう。

軟便についてはこちらをご覧ください。

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便秘の場合は

  • 食物繊維の多い餌を与える(食べてくれるようなら一度様子見)
  • 餌を食べなくてフンが出ない場合は不正咬合や風邪などを疑う

をしましょう。

特に餌を食べなくてフンが出来ない場合は我が家と同じ不正咬合や胃腸炎等病気の可能性があります。食物繊維の入っている餌を与えてバクバク食べる、食べっぷりは変わらないのにフンが出ない場合は便秘でしょう。

うんちが小さくなってしまったときの原因などはこちらもご覧ください。

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ただ、これをしても改善しなかった場合は、腸閉そくなどの深刻な病気になりかねませんので、気を付けましょう。

脱毛(毛が抜ける)

実はチンチラはかなり繊細な生き物です。ちょっとのストレスで毛がごっそり抜けちゃった!なんていうことも。 我が家でもそれが一度だけあり、 実家で一緒に飼育していたラットが脱走し、外で遊ばせていたチンチラのもとへ猛ダッシュ。しっぽに飛びついてしまったことがあります。
チンチラはびっくり!!悲鳴をあげて逃げて行ったのですが・・・ その後脱毛まではいきませんでしたが、毛束が数個ごそっと抜けてしまいました。

そのままストレスがかかりすぎると、脱毛になったり、そこから皮膚病になってしまうので、気を付けましょう。 地肌が見える、チンチラが抜けたところをかきむしる等の症状が見えたらただれてしまっていたり、トラブルを抱えていることがありますので、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

脱毛についてに記事をまとめました!

かなり細かく写真等も掲載しておりますので、是非参考にしてみてくださいね!

まとめ

チンチラは

  • 歯の伸びすぎは命取り
  • 温度や湿度の変化で風邪や脱水等をおこしやすい
  • ストレスに弱い

ということがわかりましたね。なので、いつもと同じ温度管理で、ストレスなく「変わらない日常」を届けてあげられるように努力しましょう!!

また、ペットショップで健康なチンチラをお迎えしたい場合などのチェック方法などはこちらをご覧ください。

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全国の病院リストはこちらをご覧ください。

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動物病院の選び方はこちらを参考にしてみてください。

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病院への連れて行き方はこちらをご覧ください。

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健康チェックの簡易的な方法はこちらもご覧ください。

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それでは今回はこれで終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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