豆知識 飼育法

チンチラのジャンプ力はどのくらい?脱走したらどうすれば良いの?

チンチラを飼育する前にある程度下調べをしていたはずが・・・まさか!と思う事って結構あると思います。
どの動物でも実際そうなのですが、一番びっくりしたという声が多いのが

「ジャンプ力」「跳躍力」になります。

例えば市販のラビットサークルなどは、高さが70㎝前後のものが多いと思いますが、
この高さ、平気で超える子、結構いるんです。

それを目の当たりにして、かなりパニックになってしまったり、あわあわして何もできない飼い主さんって意外と多いんです。

そこで今回は、『チンチラのジャンプ力はどのくらい?脱走したらどうすれば良いの?』と題しまして、
実際のチンチラの運動能力(主にジャンプなど)や、バリケードやサークルを飛び越して走り出してしまった場合の対処法を詳しくご紹介したいと思います。

どうしてジャンプ力があるの?

まず、どうしてチンチラはこんなにジャンプ力があるのでしょうか。
まず、チンチラの写真をよくご覧ください。

前足というか手?は小さくてかわいらしいのですが、体に対して足がかなり発達して大きいのがわかりますでしょうか?
ちなみに余談ですが、チンチラの手は4本指ですが、足は3本指です。

そして、足の付け根の筋肉はカンガルーのようにたたまれていて、垂直に飛ぶ力を生みだしそうな形状をしています。
思ったより足はムキムキなのです(笑)

なぜこのような発達をしたのかというと、チンチラは南米の高山の岩山に生きています。(そのため体は岩の間にいても目立たないグレーをしています)
高山と言えば岩がゴロゴロしていて、歩くのが大変な場所。そんな足場の悪いところでもしっかりと踏みしめられ、岩と岩の間を自由に飛び回れるような足になるためにこのような進化をしていると言えるでしょう。
高山に住んでいるのは、チンチラは人間やほかの動物から捕獲されてしまう生き物のため、食べられないように、種の保存のため上へ上へと住処を移動させ、進化していったからと言われています。

そして、この足のばねを使うと、思った以上の速さで逃げることができます。かなりすばしっこく、部屋んぽをさせたことがある方ならわかると思いますが、気が付くとあんなところに!という事が多いですよね。
ジャンプ力と瞬発力があれば、ほかの動物から狙われても逃げられる可能性がアップします。

そして、野生でそのような場所に住んでいるため、敵の場所を探ったり、高いところに登ったりするのが得意です。そして好奇心もあるので高いところに上って遊んだりすることもあります。
そこにジャンプ力が加わるのですから、気付けば楽しくなってあんな高いところに!という事があり得るのです。

実際のジャンプ力は?

では、実際どのくらいのジャンプをするのかというと、
まずラビットサークルなどの70㎝の高さは怪我をしたり年老いていなかったりすると、ほぼほぼクリアされると思っていてください。
運動神経の良い子や、少しの足場で登れてしまう子などは、1メートルのジャンプをすることもあるそうです。

実際、膝の上に乗っていたチンチラが、肩の上にびょん!と垂直に飛び乗ってくることもあります。
大人の座高が仮に80㎝前後だとすると、膝の上が高さ10㎝くらいだとして、平気で70㎝は飛び移るということがわかりますね。

私の知り合いでも、80㎝程度の高さにテレビを設置していた部屋でチンチラを部屋んぽさせていたら、次の瞬間、テレビの電源が切れてしまったそうです。慌てて見てみると、後ろのコードが無残な姿になって発見されたとのこと。チンチラの脚力を見くびっていた、とのことで、それからはチンチラの部屋にはプラスチック板を張り巡らせるようになったそうです。

実際にうちの子も液晶テレビの上に鎮座していたこともあります。

この時はさすがに心臓が止まるかと思いました。

そのため、チンチラを部屋んぽさせるときは、1メートル程度は柵なりプラスチック板なりを用意しておく必要があります(もしくは家具にネズミ返しを付けるなどの工夫が必要です)。
良ければ下記の記事にサークルなどについての作り方やおすすめ商品も掲載しておりますので、参考にしてみてください。

つまり、まとめると

ポイント

  • チンチラは1メートルの大ジャンプをする可能性がある
  • 70~80㎝は難なくクリアする事が大半
  • 高いところが好きでどこでも登って行ってしまう

という3つを覚えておく必要があるという事になります。気を付けましょう。事故が起こってからでは大変です。

もしもチンチラがお部屋を脱走してしまったら

では、いろいろと対策をしていたつもりが、脱走してしまったらどうしたらよいのでしょう。
脱走してしまったときに冷静になれるように手順を明記していきたいと思います。

その1:扉という扉を閉める・隙間を埋める

まずは、脱走してしまった!となったらすぐに追いかけまわすのではなく、押し入れ、部屋の扉、窓、棚など扉という扉を閉めましょう。
そして、棚などの下の隙間を埋めましょう(チンチラが入っていないのを確認してください)

チンチラは見た目はもふもふですが、触るとかなり体が小さいので、40ミリ四方の隙間があれば入り込んでしまいます。
例えばテレビボードや押し入れですと、奥に入り込まれると大変ですよね。

さらに、危険なのが出窓や扉。
少しでも開いていると外やほかの部屋に出て行ってしまいます。
また、扉が開いていると、扉のてっぺんまで登ってまるで風見鶏のように鎮座してしまうこともあります。
これで無事ならいいのですが、さすがのチンチラでも、扉の上ともなると、怖くて降りれなくなる子もいますし、足を踏み外すと骨折や脳震盪などの危険が伴います。

そのため、外に出て行かないように、扉なども完全に締め切りましょう。

その2:バタバタ走り回って追いかけまわさない

全て締め切ることができたら、さっそく捕獲作業に入るのですが、ここで注意点として、見つけたからと言って走ったり急に近づくのはよくありません。
なぜならチンチラがその音や行動にびっくりして、こちらに走ってきたり思いもよらないところから出現することがあります。

すると、足を置こうとしたところにチンチラがやってきてしまい、踏みつけるなどの事故が起きてしまいます。

実は、先日私の知り合いのお友達の飼育していたチンチラが踏まれて亡くなるという事故がありました。
部屋んぽをしていた時に、たまたま男性の飼い主さんが自分の足の真下に来てしまったチンチラを踏んでしまったようです。
例えば男性が70キロ、チンチラが700gだとすると、その重さは100倍ですよね。

人間に換算すると、70キロの男性に、7トンの重機が降ってきた感覚だと考えてください。間違いなく圧死してしまいます。

こうなると脱走させた自分のせい、踏みつけてしまった自分のせい、とただでさえ辛いペットロスがもっともっと辛くなってしまいます。

そうならないように、走り回って追いかけるなどは絶対にやめて下さい。

その3:餌やおやつ・砂場など「その子の好きなこと」でおびき寄せる


扉も締め切って、部屋も閉じ込めて、あとはチンチラを捕まえて元の場所に!となったら、捕まえよう!と誰しもがなるのですが、
チンチラは頭がいい(察しが良い)ので、捕まえよう!と意気込んでいる飼い主さんのただならぬ空気を察知してしまいます。
これでは逃げられっぱなしで一向に捕まえられません。

ここは、部屋を走り回るよりその子が好きそうなものでおびき寄せるなど、無理に捕まえる作戦をやめるというのが理想的です。

例えば砂遊びをこよなく愛する子なら砂場を用意してあげて、砂場に入ったとたんに捕獲する、
おやつやトリーツに目がない、食欲旺盛な子なら、おやつでおびき寄せる
飼い主さんと遊びまわるのが好きな子なら、一旦捕獲するというより遊んでやって気が済んだところをそっと抱っこしてあげる

このように、脱走したことを叱るのではなく、代替案を提示してあげるのが良いでしょう。

抱っこの方法や部屋んぽの戻し方などはこちらをご覧ください。

叱ったところで大声を出された!と怖がってしまい、抱っこの道が遠ざかることが考えられます。もしもだめだよ、と伝えたいときは「ここは入っちゃだめだよ」など優しく声掛けをしてください。

最後に

まずは脱走させないようにサークルを強固なものにしておく必要ということがこれでよくわかったと思います。
うちはちなみになぜかサークルを飛び越すことがないのでラビットサークルのみの設置となっていますが、個体差あると思います。
子供の時はできなかったから、と安心していると、いつの間にやら脚力や知恵がついて人間との知恵比べをしてしまう事もあります。

この場合どうなるだろう、4㎝四方の隙間がありそうだしもう少し強化しておこう、という先回りしすぎるくらいの精神でチンチラを脱走させない努力が必要不可欠です。

また脱走させてしまって怪我をさせてしまうと、それは飼い主さんの責任能力と思われてしまいがちです。
動物病院でも場合によっては獣医さんに注意されてしまうでしょう。
しかし、脱走させてしまったとなっても慌てなければしっかり捕獲はできますので、先ほど明記した手順通りに、しっかりと安全に元に戻してあげてください。

部屋んぽのタイミングや時間などについてはこちらもご覧ください。

関連記事
チンチラの部屋んぽの時間はどのくらい?理想のタイミングで遊ばせよう!

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それではこれで終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。
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