豆知識

チンチラの性格は年齢ごとに変化する?【飼育前にチェック】

チンチラを飼育したい!と思っていても、やはり犬や猫のように飼育している人口は多くなく、
周りにいないのが困りますよね。
さらに、犬や猫などはテレビなどでも多く取り上げられることから、ある程度性格を知っていたりしますよね?

じゃあ、チンチラの性格は?

そういわれると、困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実際私も一言では説明しづらく困ります(笑)

しかも、チンチラも犬や猫に負けないくらい長く飼い主さんと人生を共にできる可能性のあるペットですから、
年齢によっても性格の大幅変化がみられることもあり、毎日が発見!という事が多いです。

我が家でもそうですよ!
昨日こんな事しなかったのに急にこんなことする!?という事もあります。

というわけで今回は、チンチラってどんな性格?年齢ごとに変化する?【飼育前にチェック】と題しまして、
我が家のチンチラの性格なども参考にしながらご説明いたします。
ただし、人間でもそうですが、これはあくまで「こうなることがある」「こういう子もいる」「こうなる場合が多い」という一般論になります。
チンチラさんによってはそうならないこともままある事だけご了承ください。

また、今回もインスタグラムで募集したモデルさんを数名掲載させていただきます。
是非、その可愛い姿もご覧くださいね!

一般的なチンチラの性格(人生を通して)

まず、チンチラの一般的な性格をまとめていきたいと思います。

臆病だけど、慣れればマイペース

まずはチンチラと言えばかなりマイペースです。最初お迎えしたときは怖がったり臆病な部分が全面に出てくると思います。
育てていても、車の音や子供の声などにびっくりしてすぐに隠れたりという仕草は散見されます。

しかし、普段なにもない時のチンチラさんは驚くほどマイペースです。

「こんなところで寝るの!?」「カメラで撮影しても気にせずぼーっとしている!」という事も増えていくでしょう。

キナコちゃん

このように完全に何を考えているんだ?という面白い表情をしてくれます(笑)

意外とポジティブシンキング

続いてこれはあまり言われないかもしれませんが、チンチラは思ったよりポジティブな生き物だと思います。
というのも、チンチラ特有の性格の一つでもある「食べ捨て」がここにあると思うのです。
チンチラは、餌やおやつを催促してきますが、飼い主がこれかな?と何かをあげますよね。

それが気に入らないと、捨てます(笑)
手にもってしばらくぼーっとした後、手からぽろっと落とすのです。それはもう見事なまでにおやつが地面へ。

そして、このおやつ、どうするかというと、たいていの場合もう手を付けません。
どうしてかというと、
「次はもっと気に入るおやつが出てくるはずだ」「もっと違うのをちょうだいよ!」と思っているからです!!

一応もらってみるのに、気に入らないとすぐ捨てる。
きっともっとおいしいものや気に入るものが待っているに違いない!と前向きに待っているのです。

人間のように「もったいない!」ではなく「もっとおいしいものが来るまで待つ!」という性格はこっちも笑ってしまうくらいポジティブシンキングなのだと感じます(笑)

頭が良く、いろいろと覚えている

ふじちゃん

続いてこちらも有名ですね。チンチラ=頭が良いと考えている方も多いのではないでしょうか。
頭がいいというのは、犬のように芸をするとか名前を呼べば来る、というものももちろんありますし、そういう事ができる子もいます。

でも、根本的に頭がいい、という感じなのです。

ポイント

  1. 一度受けた嫌なことを覚えている。
  2. 逆に良かったこともずっと覚えている。
  3. 前に良くしてくれた人間に久々に会ってもなんか覚えている。
  4. 褒められたことを覚えている。

こういう動物です。

うちのチンチラは抱っこが苦手です。昔から得意ではなかったので、病院に連れて行くときだけ仕方なく抱っこするようになったら、
「抱っこ=病院」と関連付けられてしまい、それだけで悟ったように「いや~~!(ギャッ!!)」と鳴きます。
これから先生に口の中やら目やら検査されるのをわかっているのです。

また、うちのチンチラが子供のころの話ですが、どうやったらこっちに来て懐いてくれるかなと考えた時、
自分があぐらをかいて、膝を叩いて呼ぶことにしました。そして、膝に来てくれたり膝に乗ってくれたらおやつをあげるように繰り返したのです。
今ではあぐらをかいただけで乗ってくる、もしくは膝をたたいただけでたたいた箇所に乗ってくるようになりました。
6年半も前に教えた、「良い事(ご褒美)」があった行動をいつまでも覚えています。

飼い主に「従う」ではなく「対等」な関係

そして最後は飼い主との関係性です。
犬などは飼い主を主人と認め、言う事を聞いたり、指示を守ったりするしつけをしますし、そのしつけによってお利口になることもありますよね。
チンチラにはしつけという概念はありません。

フラットな関係なのです。

平気で飼い主のことを踏み台にして高いところに登ったりしますし、邪魔だと思ったら手で「しっしっ」とやってきます。
でも、楽しく遊んでいると甘えてきたりそばで楽しそうにしています(笑)

飼い主を仲間だったり友達だと思っている節があります。
なので、「従わせよう」「いう事を聞かせよう」という考えは捨てた方が無難でしょう。

年齢ごとの性格の変化

続いて年齢ごとの性格の変化をまとめていきたいと思います。
うちのチンチラは現在7歳になったので、7歳になる事まではうちのチンチラがどうだったかも追記いたします。

まず、チンチラの年齢計算は大体小型犬と同じくらいといわれています。しかし、最高年齢が30歳近い事から、単純に同じとは考えづらいです。
ですが、1歳までが中学生、2歳までが高校生、3歳で社会人くらいに考えておくと良いでしょう。

3か月ごろ

自我が目覚めて自立しだします。男の子だと繁殖能力が出てくる子もいます。
でもまだまだママが大好き、甘えん坊です。

半年ごろ

轟ちゃん

我が家は5か月でお迎えしましたので、このくらいから性格を知っています。
とにかくやんちゃで小学生の子供のようでした。
走り回る・かじる・食べる・寝るが大好きですが、とにかく元気いっぱいです。
写真の子は写真をいただいたタイミングで生後5か月くらいです。
まだまだ顔が幼いですね。

1歳ごろ

ポコちゃん

1歳になると、さらに感情は豊かになります。性成熟も終わり、より豊かな感情を見せてきます。

うちの子はこのころになると、「だめ!」と注意しても楽しいとどこまでも部屋を脱走して遊びに行ってしまう感じになりました。
「やだ、遊びたいの!」「もっと外にいたいの!」「もっとおやつほしいの!」がすごかったことを覚えています。
また、壁かじりの職人になってしまったのもこの頃です。

好き・嫌い・楽しい・つまらない、の表現が顕著になり、なんとなくで伝わってくるようになりました。

一緒に遊んでいると楽しそうにぴょんぴょん飛び回ったり、こちらの顔色などをうかがってくれるようになったのもこの頃でした。

2歳ごろ

かんたちゃん

2歳ごろになると、完全に体は完成してきます。ただ、1歳のころよりも体が大きくなって力も強くなりますので、いたずらに拍車がかかることも。
大人と子供の間で、力は大人に負けませんが、まだまだ好奇心が旺盛で子供のようないたずらをします。

うちの子はこの頃レシートを鞄から漁りかじるいたずらにハマっていました(汗)
また、木をかじるのもこの頃かなりペースが速く、しょっちゅうおもちゃを壊されていました。(個体差あると思いますが)

3歳ごろ

3歳ごろになると、成長が落ち着き、体が完成してくる子がほとんどです。まれにまだ成長する子もいますが、大体確定してきます。
この頃から性格が落ち着いて大人になってくる子もいますが、体格・体力ともにピークに元気ですので、逆にこのあたりで手を焼く場合もあります。

うちの子は3歳になる前まではいたずらっ子で手を焼いていましたが、この頃から今のうちの子の性格に近くなり、
膝の上で落ち着いたり、ゆったりと近づいて甘えてきたりなど、ほわんとした性格の片鱗が。スキンシップも大人びてきました。

5歳ごろ

5歳ごろになると、さらに落ち着いておだやかな表情になる子も多いです。
うちの子の今の性格はここで8割くらいは出来上がってきました。
まだまだ体は元気で回し車などもガンガン回しますが、こちらの問いかけや遊びに関して耳をもっと傾けてくれたり、
じっとそばにいてくれることも増えました。

かなりコミュニケーション能力が上がって、育てやすくなった印象がありました。(あくまでも個人差あります!!)

7歳ごろ

※これはうちの子です。

ここが今のうちの子の年齢です。
そろそろ折り返し地点です。
急に食べ物の好みが変わったり、行動やクセが変わったりする子もいます。

うちの子は7歳になるくらいでたまに捻挫をしてしまったり、柔らかい茎ばかり好んでしまって不正咬合疑惑を何度も起こしてしまったりするようになりました。
ペレットも以前のものよりも柔らかいものを好むようになっており、現在毎日が挑戦です。

しかし回し車は激しく回しますし、目や耳は異常がないので、部屋んぽですることも5歳のころよりさらに人懐っこくなった程度であまりメニューは変わっていません。
毛の色は昔より少しだけグレーから白になった部分も増えました。瞼の毛に白が混ざってきた印象です。(個人差ありますが、うちの場合はそうです)

9歳ごろ

そして9歳にもなると、高齢期にだんだん突入してきます。
体力が落ちてくる子もいるので、こけたり怪我をしないうちに徐々にケージのレイアウト変更も考えましょう。
性格もさらに丸く落ち着いてくる子もいますが、7歳を超えてくると体力面での変化の方が見られてくるので、性格はあまり変わらないかもしれません。

10歳以上

そして目標の2桁!!
ここまでくると、今日明日でできる・できないが変わる事も増えていきます。
1日1日の食べる量やうんちの大きさ、おしっこの量などをしっかり観察して、違いを機微に感じ取れるようにしましょう。

性格ですが、どんどんおだやかになって、丸くなる子もいます。
知り合いの子では、11歳になって初めて抱っこを嫌がらなくなった、という子もいます。
見た目や動きがまだまだ元気な子もいますので、本当に個体差が激しいですが、元気で1日1日を過ごせるようにその子の性格を把握して毎日の動きを流動的に変えていく事も重要でしょう。

ちなみにチンチラの年齢を人間の年齢に換算したページはこちら。

関連記事
チンチラを人間年齢に換算すると?自分のチンチラが何歳か知ろう!

続きを見る

こちらも一緒に見て参考にしてみてください。

登場したチンチラさんのご紹介

もるちゃん

前回の記事より、インスタグラムのフォロワーさんに、飼育されているチンチラさんのお写真を掲載させていただいておりますが、今回もいかがだったでしょうか?どの子も魅力的ですよね。お写真またはお名前をクリックしますと、その子のInstagramにジャンプしますので、是非写真などを見て、どのような性格でどのように成長しているのかを参考にしてみてくださいね!

では、スペシャルサンクスとして、今回ご協力いただいた子のお名前を改めて順不同でご紹介いたします。
また、男の子女の子関係なく、すべて「ちゃん」付けでお呼びすることをご了承ください。

今回のモデルさんたち

かんたちゃん キナコちゃん 轟ちゃん
ふじちゃん ポコちゃん もるちゃん

ありがとうございました!!!

また、今後の記事でも今回掲載できなかった子を中心に、許可を取って使用させていただきます。

最後に

いかがだったでしょうか。
チンチラさんは実はかなり面白い性格で、前向きな生き物だという事がわかりましたね。
ただし、本当にここに書いてあることは一例です。

何歳になっても暴れまくる子もいますし、落ち着きのない子もいます。

でも、頭が良いところや、餌に対する妥協をしない部分などは大多数が同じだと思います。
長生きしてもらえるためにも、その子の個性を大事にして、寄り添える「パートナー」(飼い主ではなく相棒的な)になれるように私も含め頑張りましょう!!

人なれの方法などはこちらを参考にしてみてくださいね。

また、参考にした本はこちらのページで紹介しています。

関連記事
【おすすめ】チンチラの飼育本2選!口コミやレビューも調べてみた!

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寿命や長生きのコツはこちらも参考にしてみてください。

それでは今回はこれで終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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