飼育法

【気になる】チンチラはトイレのしつけが出来る?部屋んぽ中はどうする?

犬や猫を飼育していると、トイレの場所をしつけますよね?
そして、しばらくすると、たいていの子は言うことを聞いてくれて、飼い主も外出していても安心・・・というパターンが多いと思います。

チンチラを飼育している人って、犬のように散歩がないし、部屋んぽも夜なので、共働きだったり一人暮らしだったりという人も多いと思うんです。
そこで、結構聞かれるのが・・・

そう、

『トイレ問題』なんです!!

このツイートにも書かれている通り、実はうちのりく(オス・7歳になる)の家は、ラビットサークルでケージを囲んでいる、『常に部屋んぽ状態』のおうちなのですが・・・、トイレの時間になると、自分からケージの中に戻っておしっこをして、また外に飛び出すんですよね。
これを『すごい』とか『うらやましい』とか言ってくださる人も多くて・・・本当にありがとうございます。

というわけで今回は、
【気になる】チンチラはトイレのしつけが出来る?部屋んぽ中は、どうする? という内容をお送りします。
最後に、我が家の場合どうやって覚えていったのかをお伝えしたいと思います。

大前提:うんちはどこでもする

まず、大前提として、うんちに関しては歩きながら、遊びながら、どこでもします。
形はこちら。(ケージにしていたものを少し拾ってきました。)

ハムスターを飼育したことがある人ならわかると思うのですが、似たようなゴマ?みたいな形をしていますよね。
あれを巨大化した感じです。お米みたいなサイズです。どちらかというとタイ米みたいな形が一番近いかもしれません。
これよりかなり小さい、量が出ていない、べちょべちょしている、ニオイがキツイ、色が薄い(濃すぎる)という場合は異常かもしれません。チンチラは草食動物ですし、人間とは違う消化管を持っているので、たくさんの草を食べてもある程度きっちり消化します。そしてお肉を食べませんので、ニオイはほぼありません。
やりたてのうんちは表面につやがあることもありますが、そのままにしておくと、硬くなって乾燥したお米のような感じになります。

このうんちですが、部屋んぽをしていてもその辺にします。飼い主が誤って踏むとたまに違う部屋から発掘されることもありますよね(笑)
うんちは気張って出す、という感じではなく、ぽろぽろ自然とこぼれ出でる感じなのでしつけはできません。しかしにおいもほぼなく、すぐに固まるため汚れとして何かこびりつくことはほぼないため、見つけたら掃除機で吸ってしまうかコロコロなどで取ればそれでおしまいです。あまり手間もかかりません。

このうんちをその辺にされるのが嫌だ!という人はチンチラを飼育することはできません。本当にどこにでもします。

そんなケージやトイレの掃除方法はこちら!!

関連記事
チンチラのケージを掃除する頻度は?便利グッズも紹介!【手間を減らす】

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是非参考にしてみてくださいね。

チンチラのおしっこの詳細な紹介

続いてチンチラのおしっこの紹介ですが、野生のチンチラは1日にお水を40ミリリットル飲む、という研究発表もされています。が、うさぎなどに比べたら少し少ないかもしれません。(チンチラはもともと食べ物も粗食気味です。)
量に関しては、こちらもうさぎを飼育した人からしたら「少ない!」と思われることも多いです。ただ、ハムスターやもっと小さい生き物しか飼育したことがない人からしたら「そこそこ」に感じます。

大体ペットシーツを敷いて、おしっこをしてもらうと、直径5センチくらいは水が広がっていくので、布団の上やじゅうたんでされると一発でわかりますし、人間と同じく長時間トイレをしていない寝起きなどはニオイも多少はありますし、黄色っぽい見た目になりがちですので、しっかりとおしっこをしてほしい場所を覚えてもらいたいという気持ちは強いと思います。

実際の1回の量はこんなイメージ。(執筆当日の分です。)

ただし、おしっこのにおいに関しても、フェレットやうさぎ、犬猫よりは少ないと感じる人が多いですし、我が家も空気清浄機をガンガンに回しているのでそんなに気にならないと思われます。

チンチラのおしっこの回数

回数としては、うちの子ベースの回答をしますと、1日3回くらいはしています。

  • まず、シーツを交換したり部屋んぽをするときに1回(そこそこ大量)
  • 朝起きてチェックするともう1回夜中にしているっぽい(餌を食べた時の給水によるもの)
  • 夜に交換しようと思ってみると、もう1回している感じ

寝ている時間も長く、給水もあまり多くないのでこのくらいですが、結石になってしまったときや泌尿器系の病気をしていると増えることがあるので、シーツがあまりにもびちゃびちゃだったり、お尻が汚れているときは病院に行きましょう。
また、おしっこをしているときに小さく鳴き声をあげたりうずくまるような様子が見られたら必ず病院に連れていきましょう。

尿管結石などで痛みを訴えている可能性があります!!

チンチラのおしっこのしつけ方

ではここで、チンチラのおしっこのしつけ方をお伝えしたいと思います。
正直に言うと、「覚える子もいるけど覚えない子もいます」ですね。
でも、チンチラを飼育していくとわかることもあるんです。

同じところでおしっこをする子の場合

例えば、チンチラにもよるのですが、ケージのとある一か所におしっこをする場合が結構あります。シーツをみていると、ここだけしている形跡があるな・・・というのが見極められます。
それを見極めてその場所にトイレを設置すると、そこでトイレをしてくれるようになるパターンがあります。
もしもクセが角に近い子なら三角コーナーのようなトイレを設置してみましょう。

チンチラ用陶器トワレ

ヒノキア三角トイレシーツ

こういった商品でトイレを設置してみてください。プラスチック製のトイレの方が安価ですが、噛んでしまったりする子もいますので、陶器の方が安全ですし、洗いやすいと思います。

あっちこっちでする子の場合

あっちこっちでトイレをしてしまう子の場合なのですが、これもかなり個体差があって解決にならないこともありますので参考までに、なのですが、
知り合いのチンチラさんで、かなり部屋んぽ中にいろいろなところでトイレをしてしまう子がいました。
布団や座布団の上、ソファの隅っこ・・・すごく困っていたそうです。

そこで飼い主の方が考えたのが、部屋んぽするときに、先ほどご紹介したトイレを数個購入し、そこにその子が以前おしっこやうんちをしたシーツをすでに設置しておく(新品ではなく)ということをしたそうです。
すると、そのチンチラさんは、「自分の糞尿のするものがある!」とにおいをかいで様子をうかがっていたようです。
そして、奇跡的におしっこに成功したときにはラクトバイトやクコの実などご褒美をあげていたそうです。

すると、部屋んぽ中はその場所でするようになり、そのうち部屋んぽで使っていたトイレをひとつケージ内に移動、また別のトイレを購入して部屋んぽでもともと置いていた同じ場所に設置したところ、トイレをトイレと認識してくれ、ケージ内のトイレでおしっこをするようになりました。

また、部屋んぽでも新しく設置したトイレでするようになったそうです。
ただし、時間は数か月かかったとのことでした。

これは一例なので成功するかどうかはわかりませんし、本当に覚えない子もいます。覚えなかったらもうふき取るしかありません。部屋んぽはフローリングやお洗濯できるマットの上でしてあげましょう。

我が家のしつけ方法

では、お待たせしました、我が家のしつけ方法です。
ちょっと強引かもしれませんが、これで成功したのです・・・が、私はブリーダーでもプロでもないので正しくないというご批判はご遠慮願います(笑)!

まず、うちの子の特徴をご紹介します。

メモ

  • ケージの中のトイレはいろんなところでするけど、メッシュ(床)の上でしかしない
  • ケージの中に砂場も入れておいたところ、その中で毎日トイレをしていた
  • チラ壺の中ではしていなかった
  • 当時生後半年くらいだった

うちの子は、砂場もおしっこするし、ケージのメッシュの床のいたるところでトイレをしていました。
しかし、チラ壺の中では全くおしっこをしませんでした。
これはもしや何かこだわりがあるのかも、と私は思っていました。

そして部屋んぽを開始したところ、数回布団の上でおしっこをするように。ふわふわとした布で安心しておしっこをしているようにも見えました。
これは癖になってはまずい!と思った私が当時取った行動は・・・

おしっこをするタイミングで抱き上げてケージに強制送還
⇒その後ケージのカギを閉める!!

でした(笑)
今思えばすごい手荒な方法でしたね・・・ごめんね。。。
実際のおしっこをするときのポーズがこちら。

(おしっこをするとき、チンチラはお尻を下に沈めて座り込んで、しっぽを汚さないように90度に上げます。そしてちょっと力むような体制をするんですよね。見ているとだんだん「あ!」とわかるようになりますよ。)

ただし、その代わりと言っちゃなんですが、

自分から部屋んぽ中におしっこのためにケージに戻っておしっこがきちんとできた時は、カギを閉めませんでした。

それを何度か繰り返していたら、
『ケージに戻って自分からおしっこをすれば、カギを閉められない!』
と安心したようで、今でもいくら私と膝の上とかで遊んでいても、ぴゅん!と戻っておしっこをしてまた戻ってきます。

そして、砂場をケージの中ではなく、部屋んぽするお部屋に置いておくことにより、トイレ=砂場のイメージも払しょくに成功しました。

トイレ=砂場というイメージは1年くらいかかりましたが、外でおしっこをする、というのは意外と2回くらいで覚えてしまいました。
たまたまかもしれませんけど・・・一応力業で申し訳ないのですが、参考にしてください。

チンチラがどうして賢いのか、どんなことができるのかについてはこちらにまとめていますので、参考にしてみてください。

ちなみに、部屋んぽ中になんでもかじってしまう子の対処法はこちらにまとめています。

おしっこ問題と一緒に解決できるかもしれません。良かったら参考にしてみてください。

最後に

いかがだったでしょうか。
チンチラはおしっこはどこでもする!という考えでいた方が正直気楽です。
私はたまたま1匹目に飼育したわが子が覚えてくれたラッキーパターンというだけです。なので、ペットシーツを食べない子ならシーツを敷き詰める、食べちゃう子なら、丸洗いできるマットかフローリングのままで部屋んぽさせるくらいしか正直考えつきません。

また、うんちはどうしてもどこでもします。あきらめましょう。

それでは今回はこれで終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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