チンチラをお見合いさせてうまくいった場合、交配(繁殖)させて、ベビーチンチラをお迎えすることになると思います。
ベビーチンチラ(通称ベビチン)は、生まれた時から毛がもふもふで、ミニチュアチンチラが出来上がっているので、可愛い、育てたい!という気持ちでいる方も多く大変人気です。
しかし、人気であるのはいいのですが、繁殖させてもいいカラーの組み合わせをしっかり覚えておかないと、チンチラにとって危険な行為になってしまうという事を知らない人もいます。
チンチラの交配(繁殖)で危険な色の組み合わせというものがあります。
知らずに交配させてしまうと、弱い赤ちゃんが産まれてきてしまったり、事故のリスクが高まってしまいます。どんな組み合わせがあるのかを調べました。#チンチラ #よっこいぶろぐ
— ✨おじょうさま(インスタ開始!)✨ (@Ojy0_) September 26, 2020
ただ興味本位でベビチンをお迎えするのではなく、責任を持って行動していただきたいと思います。
そこで今回は、『チンチラの交配・繁殖で危険なカラーは?致死遺伝子もリサーチ!』と題しまして、
やってはいけない交配方法を詳しくご紹介していきたいと思います。
チンチラのお見合い方法
まず、チンチラのお見合い方法につきましてですが、こちらについては以前投稿した記事があり、そちらにかなり詳しく掲載させていただきました。
チンチラのお見合いは失敗することも多く、ただオスメスを飼育したからと言って、必ず結ばれるわけではありません。
相性が悪く怪我をさせてしまう事も大いにあり得ます。
特にチンチラの歯は伸び続けますし、いざとなったら身を守ったり攻撃するためにかみつくこともあります。
実際私の友人も、交配時にメスの気が強すぎたため、耳をかじられて欠けてしまったという経験を話してくれました。
まず繁殖時のタブーな色を見る前に、これからお見合いをさせたい人に関しては、こちらの記事からお読みください。 続きを見る
チンチラのお見合い・繁殖方法は難しい?詳しい方法を調査!
怖い思いをするチンチラさんを1匹でも減らせるようにご協力を宜しくお願い致します。
致死遺伝子について
それでは、さっそく本題に入りたいと思いますが、まずここで知っていただきたい単語として
『致死遺伝子』というものがあります。
繁殖をさせる場合、やめておいた方がいい色の組み合わせがある理由は
この致死遺伝子が関係してくるからです。
致死遺伝子とは、その遺伝子を持つ個体を死に至らしめるという遺伝子のことです。
要は、この色とこの色を掛け合わせると、赤ちゃんやお母さんの体に危険が及ぶ場合があるのです。
例えば例として、
- 産まれてくることもなく流産してしまった
- 胎内で亡くなってしまった
- 大きくなるまで育たない
- すぐに病気になってしまう
- 産まれてからも体が大きく育たなかったりする
というものがあります。
流産してしまった場合には、人間でもそうですが、お母さんの体が危なくなってしまいます。妊娠・出産は命がけです。
無知なためにベビチンだけでなく、お母さんまで亡くなってしまったら、責任を感じてしまいますよね。それだけは避けていきましょう。
安全な色の組み合わせについて
では、安全な色の組み合わせの例はどのようなものがあるのでしょうか。
まず、簡単に覚えておいたらいいのが、
スタンダード(ノーマル)同士はもちろんOK。
ほかの特殊な色(バイオレットやホワイトやエボニー等)は、ノーマルとの掛け合わせなら基本OK。
※ただし、ベルベット系の遺伝子を持っている者同士は危険になりますので、スタンダードでも両親がどうだったかをしっかり把握しておきましょう。
スタンダードグレーは自然界に存在する色であり、もともとこの1色がチンチラの色でした。
(もちろんアルビノなどの突然変異などはあると思われますが、現在も野生のチンチラはスタンダードグレーになります)
そのため、スタンダードを飼育されている方は、相手が親戚同士でない限り基本的にはOKと考えてください。
どうしても特殊な色のチンチラをお迎えしたい場合は、必ず詳しく調べる・獣医さんに相談する・ペットショップで状況を伝えてからにしましょう。
危険な色の組み合わせについて
では、ここからは必ず頭に入れていただきたい、危険な色の組み合わせについて学んでいきましょう。
頭に入れていただきたい絶対に組み合わせてはいけない色を簡単にではありますが、表にまとめてみました。
絶対にしてはいけない交配
- ホワイト×ホワイト
- ホワイト×パイドやモザイク
- パイドまたはモザイク×パイドまたはモザイク
- ブラックベルベット同士
- ブラウンベルベット同士
- ブラックベルベット×ブラウンベルベット
- ベルベット系から産まれベルベットの遺伝子を持っている者同士
- バイオレット同士(海外のブリーダーさんはやっていることもあり、△ですが、一応危険が伴う場合があると考えて書きました。)
- エボニー同士(色は問いません)
- ブラックパール同士
ちなみに色についての通称、名称、紹介等詳しいまとめを作りましたので、こちらも併せてご覧ください。
-
【保存版】チンチラの値段を色ごとに完全リサーチ!希少種も紹介!
続きを見る
チンチラはここ数年で新しい色合いが増えましたので、ここに明記されていなくてもタブーな色は必ずありますので気を付けましょう!
ちょっとでも不安な場合は自己判断をせず、必ず獣医さんやブリーダーさんなど、知識のある方に相談をしてください。
最後に
新しい命の誕生というものは人間であれ動物であれ、とても感動的な瞬間であるのは間違いありません。
しかし、一歩間違うと危険が伴います。
しっかりとした正しい知識を身につけ、お迎えの準備も滞りなく済ませ、万全の状態で命をお迎えしましょう。
お迎えグッズなどはこちらもご覧ください。
-
初めてチンチラをお迎えするときに必要なものは?【必読・準備編】
続きを見る