飼育法

チンチラの適温・適度な湿度は?万が一の時の工夫も!【夏を乗り切ろう】

チンチラを飼育していて、切っても切れない問題
『気温・湿度の問題』ですよね。
私もTwitterでつぶやいたところ、賛同の声が挙がりました。

チンチラは高温多湿が苦手です(常温保存の食べ物みたいですね・・・)
苦手というより、場合によってはすぐに熱中症になってしまいます。

ということで、チンチラの適温・適度な湿度は?万が一の時の工夫も!【夏を乗り切ろう】と題しまして、
どのように対処しているのかをご紹介したいと思います。
また我が家の貴重な体験談を最後に掲載いたします!!

チンチラの適温と適度な湿度はどれくらい?

まず、チンチラの原産国は「チリ」になります。これだけだと何となく南米だし暑いところもいける、と勘違いしてしまいがちですが、実際はそんなことありません。
野生のチンチラはチリ中部の標高400~1650mの場所に生息しているのです。つまり、暑いところはむしろ苦手。また、湿度も高い場所は苦手です(これは人間もそうですね。)

大体、どの飼育本や飼い主さんも教えてくれるのが、こちら。

チンチラが快適に過ごせる温度・湿度

15~22度で、湿度は40%未満

これがベストなのですが、冬ならまだしも夏はかなり気を使わないと、すぐに25度になってしまったり・・・。湿度も夏だと平気で70%を超えてしまうこともあります。

なので、除湿器とエアコンが欠かせなくなってきます。
ちなみに25度や26度は危険な値!最悪熱中症でぐったりしてしまったり、死に至ることもあります。

チンチラは全身が毛におおわれているので、放熱できる場所が人間より少ないです。
例えば怪我生えていないところを想像してみてください。

というか、、見てみましょう!!

耳だけですね・・・。
放熱する場所、以上です。
これでは少々暑くても放熱のシステムがパンクします。すぐにぐったりしてしまいます!!気を付けましょう。

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熱中症になってしまった場合の対処法はこちらをご覧ください。

意外!!寒すぎてもチンチラには毒!

では、暑いところが苦手なら、寒い分には大丈夫なんだ!と言われれば、確かに暑いよりはましかもしれませんが、それでも寒すぎても問題です。
実は人間でもありますが、

寒すぎると、風邪をひいてしまい、そこから肺炎になり、また死に至ることがあるのです!!

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人間と一緒に生活している分にはあまりそんな温度になることは少ないかもしれませんが、
5度以下が危険だと一般的には言われていますし、ペットショップの方にもそのあたりは言われました(冬に購入したので)。

なので、冬も15度以上はキープしましょう(というより家で15度は寒いので、冬は知らず知らずのうちにクリアしている可能性もありますね。)
人間は冬に加湿器をかけますが、チンチラの部屋ではかけないようにしましょう。

ただし、石油ストーブは一酸化炭素が発生するので使うと危険です。エアコンで調整しましょう。

寒さ対策グッズはこちらをご覧ください。

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風邪をひくと治すのが大変ですよ!

エアコン以外に出来る夏の対処法

では、夏場の対処法で、エアコン以外に工夫が出来ることを伝授していきたいと思います。

その1:冷感(涼感)シートや大理石を用意

まずは、ケージの中に、触ると冷たいと感じる金属のシートや大理石のシート(マット)を用意してあげるという案があります。
私もありますが、家や体育館などのフローリングに触れていると冷たくて気持ちいい!という経験ありますよね?
それをチンチラのケージ内に用意してあげるのです。

例えばこのような商品ですね。

ひんやり涼感天然石(L)三晃商会

涼感プレート(M)三晃商会

これだけでもかなり違います。一瞬ならなんとか緩和してあげられるかもしれません。夏にはこの上で涼しげに寝ている姿も見られますよ。

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その2:窓際から離して設置

続いて、ケージの場所を窓際や日向に近いところから離しておいてあげる事です。
今の日本の真夏は、窓際に近くても熱風が吹くだけで、なんの足しにもなりません。また、窓際だと、日光がケージに当たる可能性もあります。それより日陰になるところに置いてあげる、少しでも涼しいところにおいてあげる工夫もいいでしょう。

その3:冷え冷えペットボトル作戦(ペットボトルをかまない子なら)

最後に、これは我が家でやっていたことなのですが、
昔私が外で仕事をしていて、家を日中空けていたのですが、その時に、2リットルのペットボトルの中にお水を入れて、それを冷凍したものを用意し、ケージのそばに置いていました。(うちはケージの外にラビットサークルを設置してその中では放し飼いのため、ラビットサークル内に2本置いていました。)

イメージとしては、真夏に動物園でしろくま(ホッキョクグマ)が氷の塊をもらって生き生きしていますよね?それを参考にしました。
ただし、そのまま置いてしまうと、結露でチンチラが濡れてしまいますので、我が家では周りになんの加工もしていない布を巻いていました。(加工してあるタオルやチャックがついている袋は噛もうとしたので・・・この辺は各自工夫してください)

最悪エアコンが何かの故障で止まってしまったとしても、このペットボトルにしがみついててもらおう!と思い、設置しました。2リットルのペットボトルにした理由は、単純に重たくていたずらしにくかったからです。
このペットボトル作戦が、一度功を奏したことがありました。

体験談:会社から帰ると・・・

ここから体験談になるのですが、実はある真夏の外が32度ほどあった日、会社から帰宅すると、いつもなら「涼しい~!」となるはずが、突然むわっとした空気に襲われました。でも電気のスイッチを入れても普通についたのです。

え、おかしい!!と思ってりくの部屋に行ったところ、エアコン等りくのための設備がすべて電源が切れていたのです。でも、ブレーカーは落ちていません。
慌てて電気をつけなおして、エアコンのスイッチを入れ、りくを見たところ・・・

冷え冷えペットボトルの上に乗って下を向いていたのです。最初ぐったりしているのかと思って慌てて駆け寄ったところ、ただ寝ていただけで、普通にパッチリ目を開け、いつも通りにお出迎えしてくれました。そしてすぐにおやつをせがんだのです。
そうこうしているうちに部屋の中が冷えて、最悪の事態を免れました。

実は当時の家の前には旧国道が走っており、その電柱が若干老朽化していたそうで、電気工事をしていたのです。そのチラシは入っていたのですが、「ふーん」くらいにしか思っていませんでした。
ところが、その電気工事の作業員のミスで、なんと工具が電線に接触!その地域が20分ほどでしたが停電したのです。
その後すぐに復旧しましたが、エアコンや空気清浄機は一度止まったら再開されないタイプのものだったため、部屋の気温はどんどん上昇。帰宅時には25度になっていました。

しかも、停電したのは朝の10時45分で、帰宅したのは18時30分ごろでした。なんと、うちの家は約8時間もエアコンがない状態だったのです。それでもうちのりくが生きていたのは、

ポイント

  • 冷え冷えペットボトルを置いていた上に、早めにりくがそこに避難してくれていた
    (普段から置いており、りくが冷たくて気持ちいいものだと理解していた)
  • 普段から部屋は19度か20度で強風にしてガンガンに冷やしまくっていたので、予冷が長続きした
  • カーテンを閉めて直射日光から避けた場所にケージを設置していた
  • +りくがそもそも25度くらいでももともと割と耐えられる子だった(たまたまです)
という4点だと思います。

今は在宅ワークをしているのでその経験はもうないですし、常に私がいるので温度調整も出来ますから、冷え冷えペットボトルも設置しておらず、快適に生活してもらっていますが、今思ってもぞっとする経験でした。
是非、仕事で家を空ける方、参考にしてみてください。
また、ペットカメラの設置もかなりおすすめです。

良ければ参考にしてみてくださいね!

最後に

いかがだったでしょうか。
すごい経験談をここでやっとお披露目できました。。。

また、チンチラは風邪をひくとすぐに弱りますので、なるべく温度・湿度は一定になるように努力して、夏も冬も乗り切りましょう!!

ほかにもここで紹介しきれなかった暑さ対策グッズをまとめたページを公開しました!!

是非参考にしてみてください!!
それでは今回はこれで終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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